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2015/09/20 16:58
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
9月も残り10日となり、
春バラとは一味違う雰囲気の
秋バラの開花が待ち遠しくなる時期となりました。
それでは、本日第667回目の遼ローズでは
ふんわりふわふわ可愛らしくも、
個性的な雰囲気感じるバラ、
"ラパン"を紹介いたします。
今回が最後の遼ローズとなります!
大好きなバラです!!!
ラパン(Lapin)は、色味があり濃い白色である、
パールホワイトのカップ咲きの花を咲かせるバラです。
春から秋まで連続して開花を楽しませてくれる、
四季咲き性・中輪咲きのシュラブになります。
花名は、フランス語で"ウサギ"の意味があります。
春秋はコロンとした、カップ咲きで、
まさに白うさぎのしっぽを連想させてくれるようです。
夏場は、比較してふわっとした開いた
ロゼット咲きとなり、このような
花形の変化からも愛らしい表情を感じます。
系統はシュラブですが、こんもりとまとまりのある
1m未満の樹形に育ち、鉢植え栽培に良く適しています。
繊細で儚げな可愛らしい印象の花ですが、
耐病性の強さなどからも
枝がしなやかで、こちらもたくましい野うさぎの
僕の中でバネのような脚が連想されます。
葉っぱをきれいにこんもりと茂らせ、コンパクトで
生命力を強く感じる樹形が美しく、
"ハープシコード"も含む、
このコンパクトシュラブ樹形が
個人的には大好きなんですよね!(^^)
花からはフルーツ主体にハーブのような
スーッとした香りが入り混じる,
強めの香りも楽しませてくれます。
ラパンは、少しの薬剤散布でも
しっかりときれいに育てることのできる、「タイプ2のバラ」になります。
うどんこ病・黒星病共に耐性があり、丈夫で育てやすいバラです。
青みを帯び、グレイがかった葉っぱは、
開花していないときでも雰囲気があります。
そういった特徴含め
表情豊かな花姿もあり、
他の草花との混植での相性のよさも感じます!
今日がバラの家に出勤する最終日となりました。
本日の最後のバラ塾でも多くのお客様に
お集まりいただき、激励の言葉をたくさんいただき、
ありがとうございました。
バラ塾で話すのは、直前になると食欲が減るほど(笑)
毎度とても緊張しましたが
皆様とお話をさせていたけたのが楽しみでもありました!
お客様の暖かい優しさと共にバラを好きになる瞬間でした。
遼ローズを書かせていただくのも今日で最後になりますが
皆様に読んでいただけたのもあり、
書いていて、僕にとって身に余る光栄です!
次に進む分野は変わりますが、
今後もバラから学んだ奥深い魅力を
追求する気持ちを深く持ち続け
健康に留意し精進してまいります!
今まで本当にありがとうございました!!
生まれて26年、今日が
一番女性に声をかけていただいた一日だった(^^)
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2015/09/20 16:58