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2015/07/27 18:58
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
皆様、今年の夏はいかがお過ごしでしょうか?
バラの家がある埼玉県・杉戸町では、日中の気温が35度を超える
猛暑日が続いております。
暑さが大の苦手である村上でありますが(笑)、
今年は例年から学んだ暑さ対策のお陰か、
少しずつ慣れてきました(^^)
それでは、本日第612回目の遼ローズでは
そんな暑さや嫌なことを元気に吹き飛ばしてくれる香りを持ち
花姿・香り含め、果物をバラに具現化したような、食欲をかきたてるバラ!、
"フリュイ"を紹介いたします。
大好きなバラです!!!!!!
フリュイ(Fruit)は、クリームイエローを基色に
ローズピンクが入り、花色全体に濃淡が表現される、
可愛らしくも個性的な色合いのバラです。
2015年に発表された、"ロサ オリエンティス"の一つで
春から秋まで連続して開花を楽しませてくれる
四季咲き性・中輪咲きのシュラブになります。
花名は、フランス語で"果物"の意味があります。
花弁数が多く、ぎっしりと果汁が詰まったような
ディープカップ咲きの花を咲かせ、とても可愛らしいです。
花弁の先にはローズピンクが入り
基色のベージュと同じく、花全体に濃淡を見せます。
花弁に濃淡のある赤・ピンク・黄色と色が入り
りんご・桃・みかんなどを連想させ、
甘ーい蜜(シロップ)がたっぷりとつまっているようで
食べたら、とてもおいしそうです(^^)
そんな見た目の印象の通り、
濃厚でとても強いフルーツ香を持っています。
僕の中でこのフリュイの香りは
香りは、"生粋のザ・フルーツ香"という表現がふさわしいように思います!(^^)
「甘み・酸味・旨み」がバランスよく入った、梨やりんごのような
みずみずしくもすっきりと甘い、、日本人に馴染みの深い果物の香りといった印象です。
系統はシュラブですが、樹高1m程と
こんもりとコンパクトにまとまる株立ちも、美しく
鉢植え栽培にも最適です!
小型のフロリバンダを育てる感覚で
剪定などのお手入れを行ってあげるとよいです。
肥料を多くあげすぎると花弁数が増えすぎたり、
花弁が硬くなったりして咲けなくなることがあるので、
控えめにしてあげると効果的で、
特に開花・結実を促進させる成分である"リン酸分"が
多く配合されている肥料を与える場合は、特に意識してあげたほうがよいです。
フリュイは、少しの薬剤散布でも
しっかりときれいに育てることのできる、「タイプ2のバラ」になります。
耐病性も良く、薬剤散布などに良く応えてくれ
コンパクトで個性的な花姿でありながら、育てやすいバラです。
フリュイ・・・、
繰り返しになりますが(笑)、
美しいシルエットと色合い、コンパクトな株立ち、濃厚なフルーツ香
可愛らしい特徴が集まって、"果物"のイメージが強調され
雰囲気をすごく強く感じることのできる種類です。
いつもの遼ローズより、ちょっぴり説明が長くなりましたが
目で見て癒され、近寄って鼻でかいでうっとりする
感動できる、まさに「百聞は一見にしかず」なバラです。
梨が食べたくなった!
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2015/07/27 18:58