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2015/05/31 19:08
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
それでは、本日第555回目の遼ローズでは、
オンリーワンを感じる花姿が、他に類を見ない独特な存在感と共に、
妖精が宿っているのでないかと思う、ファンタジックな世界の果物を連想させるバラ
"マイスタージンガー"を紹介いたします。
大好きなバラです!!!!!
好きな数字「5」が揃う本日、
ついに紹介できる日がやってきた(^^)という感じです!
マイスタージンガー(Meistersinger)は、しっとりと瑞々しさを感じる、
ローズレッド色のディープカップ咲きの花を咲かせるバラです。
2015年にバラの家の忽滑谷史記が発表した、
アップルローゼスシリーズで
春から秋まで連続して開花を楽しませてくれる、
四季咲き性・中輪咲きのシュラブになります。
花名は、15~16世紀のドイツで活躍した職匠歌人(称号名)に由来しています。
コロンとしたディープカップ咲きの花は、
高さと厚みがあり、中輪の花でありながら、
重量級のインパクトがあります。
花色がしっとり濃く、アウトラインを強く感じるので、
ゴロッと存在感があり、
さらに光沢のある、瑞々しい花姿と相まって、
見るからにおいしそうな新鮮な果物、そのものです!
忽滑谷さん、
このバラを見た瞬間、
ビビット電流が流れ、体全体に衝撃が走った(^^)
あのときの感動は今でも忘れません!
さらに甘くさわやかでありながら、透明感のある
ブルーの強香があり、花姿ともに
まさに神秘的な果物を連想させてくれます!
樹形は、まっすぐ伸びるシュラブに育ち、
自然樹形で楽しませてくれるほか、
トゲも少なく扱いやすいく、しなやかなため、
オベリスクなどの構造物への誘引にも良く合います!
ほどほどの大きさに育つので、鉢植え・地植えともに向いています。
マイスタージンガーは、少しの薬剤散布でも
しっかりときれいに育てることのできる、「タイプ2のバラ」になります。
耐病性にとても優れ、特にうどんこ病にきわめて強く、
樹勢も強く、とても育てやすいバラです。
開花前後の定期的な追肥も、とても効果的です!
ほぼ「タイプ1のバラ」だと思います!
花持ちもとても良く、切り花にも良く適しています。
香り高いので、最高ですよ!
弁質も強く、雨でも傷みにくいのも魅力です。
このバラは、毎日観察していましたが、最後まで花色も褪色することなく、
花形もしっかりと維持していました!
また、散り際も、花が丸ごと落ちるのではなく、
花弁が一枚ずつひらひらと舞い散ります。
まさに「バラの詩人」といわれた、ロンサールが謳っている、
散り際までも美しいバラです!
アンティークな花姿・濃厚な香りと花持ちの良さ・優れた耐病性・・・
素晴らしい性質を兼ね備えた、超優等生な品種です!
果物が丸ごと食べたくなった(^^)
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2015/05/31 19:08