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2014/12/26 19:22
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
それでは、第400回目の遼ローズでは、
季節のうつろいをしみじみ感じさせてくれる、シンプルビューティーなバラ
"ホーラ"を紹介いたします。
大好きなバラです!!
気がつけば400回目を迎えさせていただくことができました(^^)
ホーラ(Hora)は、季節により花色に濃淡を見せる
ピンク色のロゼット咲きの花を咲かせる、可愛らしいバラです。
2014年に発表された、ロサ オリエンティスの最新品種で
春から秋まで連続して開花を楽しませてくれる、
四季咲き性・中輪咲きのシュラブになります。
花色は、春や初秋は、ソフトピンクからピンクの
淡さも明るさも感じさせる、少女のような雰囲気で
秋が深まり、肌寒さも感じ始める頃には、花色にも深みが増して
ローズレッド~紫がかった濃いピンク色の、
大人可愛い艶っぽい雰囲気へと一変します。
ふわふわとした感じのロゼット咲きの花形なので、
どことなく動きのある表情も感じさせ、
全体的に統一感のある陰影の少ない花色が際立ちます!
花名はギリシャ神話に登場する、季節の移り変わりを司る女神に
由来していて、まさに深くうなずけるバラだと思います!
ダマスク主体にフルーツが入った、甘く鼻に残る芳香も楽しませてくれます。
株はしっかりとしシュラブに育ち、深めの冬剪定で木立樹形に仕立てることもできますし
枝を伸ばして、トレリスやフェンスなどに誘引してあげて、
花付きも良いので、魅力的な四季咲き性のつるバラとしても楽しませてくれます。
ホーラは、少しの薬剤散布と少量の肥料でも
しっかりときれいに育てることのできる、
「タイプ2のバラ」になります。
写真は、秋が深まってきたときの花姿です!
うどんこ病・黒星病に耐性があり、とても育てやすいバラです。
ソフトピンク色の清楚で純情可憐な雰囲気から、
紫がかった濃いピンク色の知的で艶っぽい雰囲気まで
同じピンク色でも印象が、全然違います。
控えめな特徴に思えるかもしれませんが、
バラの大きな魅力である、季節の移り変わりによる花色の変化を
慎ましやかでもありながら確実に!感じさせてくれるバラだと思います!
エキゾチックな迫力こそは感じられないかもしれませんが、
シンプルで素朴な美しさを感じるこの特徴が
他のバラにはない個性的な魅力を感じます!
素朴な雰囲気のバラに魅力を強く感じ始めている!
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2014/12/26 19:22