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2014/12/12 19:21
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
それでは、本日386回目の遼ローズでは、
落ち着いた大人っぽい黄色が、見ていると心安らぐバラ
"りくほたる"を紹介いたします。
大好きなバラです!!
りくほたるは、落ち着いた感じの色合いの黄色の花を咲かせる、
可愛らしくも大人の雰囲気のバラです。
春から秋まで開花を楽しませてくれる、
F&Gローズで、四季咲き性・中輪咲きのシュラブなります。
花名は、幼虫・成虫共に陸上で活動し、
美しい発光を見せてくれる、「ヒメボタル」に由来しています。
ヒメボタルは、「ゲンジボタル・ヘイケボタル」と比べて、認知度は低いですが
オスが明るい黄金色の光を、歯切れ良く明滅させながら飛翔する姿は、まさに感動物です!(^^)
ふっくらとしたメスも、後翅が退化していて飛翔しませんが、枝葉に止まり発光を楽しませてくれます。
由来を知ったときは、小さな体格のヒメボタルが魅せる、
底力を感じさせてくれるような深い花名なんだなと、感動したのが懐かしいです!
少し茶色みがかったような落ち着いたトーンの黄色が、
黄色という色の明るく元気な印象に
しっとりと大人っぽい雰囲気が重なり、どことなく和の趣を感じさせてくれます。
開花直後は、コロンとしたカップ咲きで、
開花が進むにつれて、浅いカップのシャローカップ咲き
次第にロゼット咲きへと変化していきます。
香りもとても個性的で、上品なティー香に、さわやかなシトラス+ミントが入ったような
「甘くもすーっとさわやかな香り」が魅力です!
あまり大きくならないシュラブに育つため、鉢植え栽培にも適しています。
りくほたるは、しっかりときれいに育てるには、
定期的な薬剤散布と肥料が必要になる、「タイプ3のバラ」になります。
薬剤散布など手をかけてげると、応えてくれやすく、育てやすいバラだと思います。
"かおりかざり"の枝変わり品種なのですが、美しい上品な雰囲気は似ていますが
香りには明確な違いを感じました!(^^)
甘い南国フルーティーな"かおりかざり"、
すーっとさわやかな"りくほたる"
どちらも、深い魅力を感じさせてくれるバラです!
今日の遼ローズを書いて、一昔前の虫好きな気持ちが、ワッとあふれ出てきた!(笑)
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2014/12/12 19:21