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2014/11/01 22:43




奇跡.jpg






台湾と僕とのかかわりは、

奇蹟と言う言葉でしか説明できないような、奇蹟の連続。


数年前からフェイスブックを始め、

世界中のバラ業界の流れ、


そして世界中のバラ好きな方々の嗜好、そしてその移り変わりや嗜好の分布。

すごく勉強になることばかりでした。




ただ気になった事がありました。


アジアを中心に、

おそらく国際バラとガーデニングショウで購入し、


そのまま日本のバラを自国で増やし、

そしてとても高価な金額で販売しているのを見た時。


日本よりずっと物価が安いはずなのに、

なぜか日本の数倍の価格でバラが販売されてる…


そしてそこには育種家へのリスペクトも何もなく、

ただの金儲けの道具にされていて、何とも言えない嫌な気分になったのです。




200年前、フランスでバラの育種が始まり、

ヨーロッパ全土へと広がり、そしてアメリカ、


戦後本格的に日本へ。


と同時に新しい植物の保護の活動が高まり、

あたり前のように育種家が保護される国に生まれた僕は、


とてもありがたい環境に育ったわけですが、


アジア全体を見た時、

切り花や一部の特産品を除き、


園芸店で販売されるような植物への保護がまったくされていない事に気づかされました。




「あのバカ高い価格なんとかならないかな?」

「自分が作ったバラは自分の存在を消されず販売して欲しい」

「なんとか品種保護の活動できないかな?」

「正規のルートが出来れば新品種でももっと安く販売できるのでは?」

「台湾のバラの愛好家の方々がもっと安心して安定した価格で日本のバラを楽しめないかな?」




そんな思いや悩みを抱えていました。



この思いを実現させようと思い、アジアを見渡した時、

僕は「台湾」でだめだったら、どこのアジアでやってもだめだ!そう思いました。



「よし台湾で挑戦してみよう!」




めちゃくちゃ忙しい日々の仕事と、

出版間際のの校正、そして幕張での3日間のセミナーと、


考えられないようなスケジュールの中、


「今、ここで行くべきだ!ここを逃したらいけない!」


僕の魂の直感がそう言っていたので、

弾丸ツアーで行きました!



僕の悩みを聞いてくれ、共に行くことになったあの人と、

あの人の紹介で台湾を案内してくださったあの子。



本当はちゃんと書きたいけど、

ご迷惑をおかけしたらいけないので、こんな感じで。



台湾は九州ほどの大きさですが、

バラ生産や販売業者、はたまた愛好家の方を訪ね、


ほんとあちこちに行きました。



行けばいくほど、生暖かい歓迎はされるけど、

本音は「何しにきたの?めんどうな事しないでね。」



これはパートナーはどうやってもみつからないな。

アジアで品種育成者の権利保護なんて、まあ無理な話だったのかな?


夕食時には、明るいけどなんとも言えないあきらめモード。



最終日前日の夜には、


「台湾にはまだ早いのかしれない。」

「誰もそんな冒険しないよ。」


そんな気持ちになっていました…




そして迎えた台湾最終日。

台中近郊にある「芳香バラ園」さんを訪ねた時、



「たぶん今日も同じような一日かな…」


そうあきらめていた時、


出迎えの雰囲気から何から、

生暖かさが情熱に変わったのです。




台湾5.jpg





そこにはバラをただの仕事ではなく、

生きる証、情熱を捧げるものとする、


同じ気持ちを持った、台湾のバラの育種家、

そして生産、販売者の許さんがいたのです。



歩みだした奇蹟が、

つまずき続きだった奇蹟が、


しっかりとした足取りで歩きだしていく、

彼との出会いは、そんな出会いでした。








バラって最高!

つづきます。

ローズクリエイター 木村たくのり



最終更新:2014/11/01 22:43

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バラの家 やす店長

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