プシュケ


この秋発表 ロサ オリエンティス 最新品種です。



今までアプリコット系の色がなかったロサオリエンティスですが、

この色で良いバラを作りたい為に、


かなり多くの交配をし、かなり多くのアプリコット系候補品種の中から僕が選んだバラです。



とにかく可愛らしい表情が大好き！

おおらかで優しく優雅。いつも笑顔をむけてくれる。



たくさんの候補品種がありましたけど、

こんなに表情豊かな花はなかったなぁ～。






こちらは春の花。

携帯の写真ですいません。









まるで女性の服やバッグや小物にあるような、

ふりふりの花型が印象的なプシュケです！



名前はギリシャ神話エロスの恋人の名前から

エロスはキューピットの名前の方が知られてますね。


ダフネの悲劇があるように、

その黄金の矢で恋を成就させる力を持ちます。


エロスのお母さんはアフロディーテなのですが、

ある日うわさに聞くプシュケの美しさに嫉妬。


プシュケを不幸な恋に陥れようと、エロスに命令しエロスもそれにしたがったのですが、

プシュケのそのあまりのかわいらしさに自分自身の手を黄金の弓矢で傷つけてしまう。


いたずらで自由奔放なエロスもプシュケの美しさには心を奪われてしまったのです。

そして人々や神々の嫉妬が原因の、

さまざまな苦難を乗り越え二人の恋は成就します。



このプシュケは見た目は可愛らしいですが、

とても育てやすく丈夫なバラです。


オーガニックでも育ち、病気にも強いですが、


葉を落としたとしても強靭な樹の力で、

次の春には何事もなかったように綺麗に咲きます。



花も可愛らしいですが、

芯の強い丈夫なバラ。まるでプシュケのよう。



冬剪定を深めにすれば自立性のシュラブとして、


剪定を浅めにし誘引すれば、

フェンスやオベリスクにつるバラとしても使えます。



そして香りは、

ティーをベースに青りんごとうっすらハーブ。



まるで天上界の香り。

ダマスクの悩殺される香りも良いけど、

欲望をすべて捨てさったような、


プシュケの澄んだ透明感のある香りは最高です♪






バラって最高！

命名はNew Roses 編集長玉置さんです＾＾

ローズクリエイター　木村たくのり