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2014/06/22 19:55
こんばんは。
生産スタッフの村上です。
今日は、ぐずついた天気でしたので、水やりも少なく
午後からは、一人で鉢増しや出荷準備をしていました。
それでは、本日第213回目の遼ローズでは、
香り高く、強健で深い赤が美しく、花名の由来も相まって
「男の中の男!!」のオーラを感じさせてくれるバラ、
"オデュッセイア"を紹介いたします。
誕生日と同じ数字の、今回の遼ローズで紹介したくて、ずっと温存していたんです(^_^)
大好きなバラです。
オデュッセイア(Odysseia)は、紫がかった深みのある赤い
中輪の花を咲かせるバラです。
2013年の秋に発表されたロサ オリエンティスの四季咲き性のシュラブになります。
均整の取れた美しく、立体感のある波状弁の花形が
とても高貴な印象を与えてくれます。
花名の由来は、ギリシャ神話の英雄 オデュッセウスの冒険に由来しています。
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オデュッセウスはトロイヤ戦争にギリシャの将軍として参加し、
トロイの木馬の奇策によりギリシャに勝利をもたらしました。
しかし、オデュッセウスは勝利の後に、帰国で様々な困難を乗り越えています。
一つ目の巨人サイクロプスから知恵で魔の手を逃れ、
魔女キルケの魅力と誘惑に打ち勝ち、セイレーンの魂を魅了する歌声を退けたりと、
10年以上の歳月をかけ、最愛の妻ペネロペが待つ、故郷イタケへと戻ることができました。
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最愛の妻のために、勝利を成し遂げるための、あらゆる闘い、あらゆる欲望に打ち勝ち、
苦難を乗り越えた、まさに男らしさを感じさせてくれる話です。
濃い深緑色の渋い葉っぱと、紫がかった深紅の花とのコントラストが絶妙です。
ダマスク系の素晴らしい香りを持っていて、
鼻の奥に長く残ってくれるので、
よりその花の存在感を高めてくれます!
しっかりと堅めの枝を持つ、シュラブになります。
オデュッセイアは、少しの薬剤散布と少量の肥料でも、
しっかりと育ってくれる「タイプ2のバラ」になります。
高温期になる夏場の花は、この2枚目の写真のように
紫が抜けて、「夏の暑さに負けるな!と伝えてくれるような」
なんとも美しい深い紅色を見せてくれます。
春夏秋と、どのシーズンでも楽しませてくれます。
黒星病に耐性が強く、葉っぱを落としにくいので、
育てやすいバラであることも魅力的です。
オデュッセイア、硬派で男らしいバラと感じているのは、自分だけでしょうか!?
赤バラのシュラブでは、是非お勧めしたいバラです!!
今日は帰ったら、コーヒーを飲みたい。
生産スタッフの村上でした。
最終更新:2014/06/22 19:55
コメント 3件
2014/06/22 20:03:54
男らしい
鈴木時也さん
バラの紹介ありがとうございます!
たまに拝見させていただいております。
最近は梅雨で雨ばかりですね…
歴史にも詳しいですね!
2014/06/22 22:52:53
惹かれます
ケイコさん
はじめまして。バラ初心者です。
ゾクッとするほどの、神秘さとオーラを感じました。素敵ですね。
私はベランダでバラを育てています。今年はたくさんの花を着けてくれ、朝が毎日楽しみです。時間を忘れて、ベランダにいます。
2014/07/04 20:36:02
オデュッセイア、男らしさと神秘的さを兼ね合 わせたバラだと思います!
鈴木時也様
歴史の勉強は、まるでダメでしたが(^^ゞ、動植物の名前がよく関連される
ギリシャ神話には、とても興味がありました!
ケイコ様
立体的な金平糖のような花形も、個性的ですよね!
この落ち着いた深い赤色と深緑色の葉っぱの組み合わせから
神秘的な魅力を僕も感じます。
スピリチュアルの知識は、まったくですが、オーラは、
やっぱり、全体像の相性がぴったりあうことで、
強く感じると思っています!