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2014/05/21 21:18
こんばんは。
生産スタッフの漢(おとこ)の中の漢、村上です。
今日は、水遣りをしていたのですが、
バラの花が旺盛に咲いている姿を見ながらの仕事は、
パワーが溢れてきます!
それでは、本日第181回目の遼ローズでは、
クリアな水色の大輪の花が魅力なバラ・・・・・・、
カタカタカタカタ、
カタカタカタカタカタカタ (事務所内、キーボードを打つ音)・・・。
っと。
今日も、疲れたな~。
すき家で、裏メニューの大盛り牛丼、「キング」を食べて帰ろうかな。
「村上くーん!」
は、はい?!
え?
ええ?!
な、何ですか?
あっ、
ぬ、ぬかりやさん、
な、何するんですか・・・!
や、や、やめてください!
(ガタンガタン)
あ!・・・そ、そんな!
・・・
・・・
・・・
カタカタ・・・
カタカタカタカタ・・・
カタカタカタカタカタカタ・・・・・・
・
・
・
・・・・って、すいません。
前ふりが長くなってしまいました。
悪ふざけはこれくらいにします。
こんばんは。
バラの家の、苗の生産を担当している忽滑谷(ぬかりや)です。
今日は、遼ローズをお借りして、
今年春発表したばかりの、
「パウル・クレー」のご紹介をさせて頂きたいと思います。
でも、今日もこの後には、村上くんによる遼ローズも更新されるようですので、
お見逃しなくっ!
パウル・クレーは、
カップ咲きからロゼット咲きの、シトラス系のとてもよい香りのバラです。
ピンク~オレンジの、温かみのある極めて柔らかい色彩で、
カントリー雑貨にもよく合う、雰囲気のあるバラかもしれません。
2枚目の写真は、9月ころの花です。
ちなみに、最初の写真は11月ころの花。
オレンジピンクの花は、気温が低くなるとピンクに、暖かい季節にはオレンジに。
季節によって違う表情を見せてくれます。
この品種の最大の特徴は、花の形や香りではなく、その丈夫さだと思ってます。
病気に極めて強く、無農薬でも問題なく育てることができます。
これまで、3年間無農薬で育てましたが、
耐病性が比較的強い品種にも黒星病が出ている環境でも、
一度も、黒星病も、うどんこ病が出ませんでした。
上の写真は、春の新苗を、無農薬で秋まで育てたものです。
葉をほとんど落とさず、とってもお利口さんなバラだと思います。
栽培初心者から上級者まで、
また、「農薬はあまり使いなくないな」っていう方にも、おすすめできる品種です。
栽培のポイントとしては、
初期成長がややゆっくりな上、花付きがとてもよいバラなので、
体力を消耗しないよう、
樹ができるまでは、まめに、蕾をとってあげるとよいと思います。
また、コンパクトなバラなので、
鉢植えの場合、水は与えすぎないよう、
土の表面が乾いてから水を与えるようにしてあげて下さい。
名前の元になった、「パウル・クレー」は、スイス出身の画家で、
繊細な色使いのが特徴的な、
日本でも人気の高い画家だと思います。
このバラの、品種名を考えるにあたって、
温かみのあるその色彩から、クレーの名前が頭に浮かびました。
今回、ご遺族の了承を頂くことができ、
パウル・クレーと名付けることができました。
自分のバラに、大好きな画家の名前を付けることができるなんて、
育種をやっててよかったなって思っています。
コンパクトに育つので、鉢での栽培、花壇の前衛や、狭いお庭、ベランダでの栽培にもぴったりのバラ、
パウル・クレーを、どうぞよろしくお願いしますっ!
パウル・クレー
忽滑谷(ぬかりや)でした。
どうも失礼しました~!!!
最終更新:2014/05/21 21:18
コメント 2件
2014/05/23 07:32:36
きれい!
ロートレックさん
品切れで残念です。次の入荷を楽しみにしています。
2014/05/24 06:21:04
家でも咲きました
麦ふみさん
先日届いたパウルクレー、昨日咲きました。
とっても小さくてハラハラでしたが、
>初期成長がややゆっくり
この一文に安心しました。
既に花を確認して切ったので、後は成長に専念します。