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2012/02/15 19:14
人気のナエマですが、
細い枝には咲かないとか、オベリスクに巻くと咲かないとか。。
色々言われますが、
僕の見解は根が元気にしっかり育っていれば巻いても咲くし、
それなりの枝なら花を付けるです!
そんな開花株をたくさん見ています^^
でも何でそんな事を言われるかを、
育種家的な目線で見ると面白いです。。。
ナエマはヘリテージというシュラブローズに、
グランシエクルというハイブリッドティを交配してるので、
シュラブやフロリバンダ系のバラより、
ハイブリットティに近い性質を持つんです^^
良い点は、より華やかで豪華な花を咲かせ、
その分豊満な香りになり、花持ちも少し良くなっている。
悪い点は、やはり開花するためには、
やや太めの充実した枝が必要!
開花枝が長く伸びやすくなってしまう。
枝が強直になりやすく、
天を向いて咲きやすくなる。。。
このあたりハイブリットティの血が直近に入ってることを考えると、
なるほどなっとく~^^なのです。。。
ですので根がしっかり育った株なら、
ハイブリッドティ系のつるバラでもよく咲くように、
ナエマもやや細めの枝に花を付けるし、寝かした枝にも花を付けます!
デルバールの社屋のフェンスに見事にナエマ咲いてましたよ~♪
でも、それだけがナエマの咲かせ方じゃない!!
ハイブリッドティが入っていて、あの性格なら…
枝先遊ぶ高性の木立として、オベリスクに沿わせるよう育てるのも良し♪
冬剪定は30~40cmで深め剪定、
そこから花を楽しむたびに5~7枚葉を4~5枚残して切り上げていく!
その方がひと枝ひと枝は見事な花を咲かせるし、
あの超豊かな香りを身近で楽しめるから良かったりして^^
品種的には黒星病にも強いし、
素晴らしい品種ですから、いろんな仕立て方を楽しんでみてくださいね♪
バラって最高!
ナマエくださいと言われたことがあります^^
ローズクリエイター 木村たくのり
最終更新:2012/08/09 17:07
コメント 1件
2013/02/20 20:04:27
参考になりました
川口実千代さん
毎年悩んでいたナエマの剪定ですが、もう悩みません!
色々楽しむことにしました。