ヒンドゥー教の聖地プシュカル仕入れ


砂漠の街プシュカル。ここはインドにいくつかあるヒンドゥー教の聖地のひとつです。後200キロ程西へ向かうとパキスタンへの国境に手が届きます。 この街を行き交うインド人は「ホーリープレイス」と事あるごとに自慢げに口にします。

聖地プシュカルには酒がありません。宗教上の理由からだと思いますが元々インドは酒に関して寛容な国ではないので呑兵衛は意外と苦労します。 それでも探してみればあるもので地回りの警察にカネを握らせてこっそり飲める店が数件。日本のようにお気軽に冷えたビールにありつける訳ではございませんのでご注意下さい。

ハッパを吸う方が簡単なんです。ホントに(笑)

昼飯を食っていると隣のイスラエリーがさもそうする事が当たり前の様にマリファナの葉を器用に巻いてたりします。 そして肉も魚もありません。それどころか卵もダメ。リアルなベジタリアンの暮らし。そこまで禁じられると途端に食生活が貧しくなりんす。想像してみて下さい。肉と魚と玉子の無い食生活(泣) 野菜のカレーでも食っていればまぁまぁ凌げるとかもしれませんが一度倒れてインドで入院した時に病院食でカレーを出されてから一切身体が受け付けなくなりました。日本のバーモントカレー甘口も無理。見事なトラウマですな。

インドで喜んでカレー食ってる様なバイヤーはまだまだ初心者←当社比(笑) 隠れて肉を食いながら冷えたビールを飲める店もありますが怪しさ満点なので普通の旅行者は腰が引けるかも知れません。 何故そんな土地にまで?

「お買い物天国」


ここプシュカルは世界中を旅するバックパッカー達からそう呼ばれています。 ヨーロッパからのバイヤーが沢山入っているので洋服のデザインも洒落ているのです。

「生地はインド。デザインはヨーロッパ。サイコーだろ?」

プシュカルの商売人達は自慢げにそう胸を張ります。 実際こんな店が何故ここに?と首を傾げたくなるような洒落たお店も。


やっぱりね。変わり者の雑貨屋としては他所で売っていない物。日本に入って来ていない物。見つけに行きたい訳ですよ。ワクワクするじゃないですか。 バンコク辺りで定番のタイダイ物を仕入れていた方が数百倍も楽なのですがそんなお店ばっかりじゃツマらない。と言うかボクが仕事としてツマらない(笑)

「人と同じはイヤ」これがお店の原点でもあるし。

先ずはバンコクからデリーに飛行機で入りそこから西を向いて陸路を走りプシュカルでは2週間ほどの仕入れ旅を予定しています。気が向けばもう少し伸びるかな?


この店が肉を喰らいながら冷えたビールが飲めるプシュカルのバー。 入り口を開けると誰も座っていないテーブルと椅子が数組。この空間はダミーです。 鋭い眼光の店員に睨まれながらも構わずトイレの横を抜け奥へズイズイと歩を進めると肉を喰らい酒が飲める天国への扉が待っています(笑)


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