「エスニック」と聞くと、東南アジアの国々や少数民族の特殊な出で立ちを漠然とイメージする人が多いかとおもいますが、そもそもエスニックとはどういった意味でしょうか。また、しばしば混同される「アジアン」との違いも含めて、エスニックとはどういった場面で使うのかをご紹介します。
「エスニック」とは、本来「エスニック(ethnic)=民族的」という意味合いがあります。欧米ではエスニックというと、伝統的な慣習を生活に取り入れている場面や、伝統衣装をエスニックと呼ぶ場合がほとんどですが、日本人が使うエスニックとは、主にアジア地域において、その国の主要民族を除いた、いわゆる少数民族を指し示す場合がほとんどです。そこから生まれたのが「エスニックファッション」。つまり、少数民族風の服装となります。広義では西洋とアジア隔てなく使われる言葉ですが、日本では西洋はボヘミアンなどという言葉があてがわれるのが普通です。
エスニックとは、ファッションだけで使用されるわけではありません。「エスニック料理」はその典型。こちらでも日本人が呼ぶエスニックとは狭義となり、例えばチェコ料理やロシア料理を見ても「これはエスニック料理だ」とはなかなか言わなく、エスニック料理と聞くと、タイ料理であったりベトナム料理といった、アジアの中でも東南アジアに地域が絞られて語られることがほとんどではないでしょうか。
他にも「エスニックな部屋」というと、インド風であったり、ゾウの刺繍のカーペットやカーテンが伺えるような雰囲気を指すのが一般的。現代の日本人が考えるエスニックは、南米やアフリカも多少含まれているものの、主にアジアに限定されつつあると言うことができます。
上記のことから、日本人の指すエスニックとは、アジア(一部南米アフリカ)及び少数民族を意味することが分かりますが、そこでしばしば混同されるのが「アジアン」という単語です。アジアン雑貨、アジアン料理、アジアンファッションと呼んでも差し障りないように、エスニックとさほど意味的なものは変わりないように見受けられます。
ただし、アジアン(asian)と言えばアジア限定であり、南米アフリカは含まれません。また、民族的という意味もありませんので、エスニックファッションとは呼んでもアジアンファッションという言葉は多少の違和感を覚えます。
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