紐ありと紐なし
まずは、紐のある靴か紐のない靴かで与える印象は大きく変わります。
少し堅い場での着用を想定するならば、きちんとした印象を与えられる紐のある靴を選びましょう。紐でしっかりと締め付けられるので、足へのフィット感も抜群です。
紐を通す穴の開いた革のパーツ(羽根)のつくりで『内羽根式』と『外羽根式』で分かれ、どちらもビジネスシーンにぴったりです。
内羽根式・・・羽根が甲の部分と合わさっているつくりの靴です。
冠婚葬祭などフォーマルな場に最も適しています。初めて革靴を購入されるなら内羽根式から選ぶことをおすすめします。ただし、羽根の部分が過度に開かないため締め付けの調整がしづらいので、足の甲が高い方は注意が必要です。
外羽根式・・・羽根が甲の部分とは合わさっておらず靴本体に扉状に取り付けられているつくりの靴です。
羽根の部分が大きく開くことで着脱が容易にでき、締め付けの調整がしやすいため、足の甲が高い方におすすめです。
反対に紐のない靴はカジュアルな印象が強くなります。
『モンクストラップ』や『エラスティック』、『ローファー』などがあります。職種や職場環境により異なりますが、平時のビジネスシーンやジャケパンスタイルでの着用も概ね問題ありません。
紐がない分、紐靴に比べると足へのフィット感は少し劣りますが、着脱が容易にできるため脱ぎ履きの多い職種の方がよく選ばれています。
【POINT】
■初めての革靴の購入や、フォーマルな場でも履くことを想定するなら“内羽根式”
■平時のビジネスシーンでの着用を想定し、足の甲が高い方は“外羽根式”
■脱ぎ履きの容易さを重視しつつ、平時のビジネスシーンでの着用を想定するなら“モンクストラップ”または“エラスティック”