ROUND ONOMICHI

いい旅は、帰ってからも楽しめる。

瀬戸内のほぼ中央、広島県の東南部に位置する尾道市。海を望む階段や坂道、路地越しに見える尾道水道、点在する寺院など、歴史を凝縮した景観が魅力です。
after-endはこの町を拠点に、尾道の魅力をお届けしたいと思っています。そして、この町にある、たくさんの魅力的な人やお店をROUND ONOMICHIを通してご紹介していきます。いつか尾道に来る人のためのガイドとして、今尾道に来ている人が楽しく尾道を旅できる羅針盤となりますように。

理想の一年生のお部屋ってどんなのかな?

私の頃はキャラもののTHE学習机を買ってもらい、自分1人の部屋をもらい、それはそれでキラキラした風景でした。
だけどもいざその部屋を使っていくと、学習机で勉強してたかな…1人部屋って楽しく過ごせたかな…といろんな疑問がふつふつと湧いてきて、自分の子どもの部屋はこれではダメなのではと。

大人の理想は勝手にふくらむけど、彼女たちにとってそれはいいことじゃないな〜。
彼女たちのパーソナルスペースを大事にしつつ一緒に過ごせるお部屋にしていきたい…!そう思い始めたのがちょうど一年前。
そして、お互いが楽しく一年生になる準備ができるよう一緒に部屋作りをしてみよう!と考えました。
いよいよ2018年も終わりの足音が聞こえてくるようになった頃、来年4月に1年生になるりこちゃんと妹のけいちゃんも一緒にDIYをします!
ピカピカの一年生を迎えるために、この思い出の詰まったおもちゃだらけの部屋に新しい思い出を上書きします!

まずは、おうちの衣替え。和室をフローリングにリフォームし、子ども達の部屋にしようということに。
一気におもちゃ部屋からお姉さんっぽい雰囲気に。
『どうせならなんでも創造できるお部屋にしたい!』という思いから子どもたちと、学習机を置く側の壁をそれぞれの好きな色に塗ることにしました。
学習机を置く側の壁を半分づつ塗り分けて姉妹それぞれのスペースを分ける計画です。
あえてひとりひとりに部屋を用意しないので、色で分けることによってパーソナルスペースを意識することも考えました。

ドキドキとワクワク。初めてのDIY。

壁を塗るなんて大掛かりなDIYは初経験の私たち。 何から始めてどんな風に進めていけばいいの? ということで、ここはプロのご意見をうかがうことにしました。

向島にある『アトリエ アーキツリー 一級建築士事務所』の青山修也さん。
今回、お部屋のリフォームから学習机のデザイン・作成手配までお願いしている一級建築士さんです。
学習机のご相談をしているうちに、ペンキ塗りなどについても幅広い知識をお持ちという事で、いろいろとアドバイスをいただくことになりました。

青山さんも同世代のお子さんがいらっしゃるので子どもがどんなことに好奇心を抱くか熟知されています。
そんな青山さんからペンキ塗りでさらなる楽しいご提案。

「今はマグネット塗料やホワイトボード塗料なんかもあって、壁に磁石をつけられたり、マーカーでお絵かきなんかもできるんですよ」
「な、なんと…! そんな楽しそうな塗料があるなんて…!」

早速、ペンキやバケツ、ローラーなど、必要なものやあったほうがいいものなどの具体的なアドバイスを元に手配。ほとんどネット通販で揃えられました。

(※楽しそうだと飛びついた私…塗るのは一体誰なんでしょう…)

ぬ・・・塗ります…!

養生テープとビニールシート、マスキングテープを駆使して塗らない壁や天井をマスキングしていきます。
ここで大切なのは、とにかく丁寧に端を合わせてマスキングしていくこと。
青山さん曰く「マスキングが仕上がりの全てを決めると言っても過言ではない」だそうです。
(この後大雑把な私は身をもってそれを理解します…。)

できれば二人以上で協力しながら丁寧に作業するのがおすすめ。床にもビニールシートを貼っておきます。これ、すごく重要です。

はじめは私が上半分を試しに塗ってみます。
刷毛で四隅を塗ってからローラーで中を塗っていく方がキレイで早く塗れます!

後ろの子どもたちから「早くぬりたい!」「わたしもぬりたい!」「かーわって!!!!!」とヤジが止まりません…。
はやくはやく~!の合唱に焦らない心が大切です。

壁の上半分を塗り終わって、子どもたちの出番。
はじめてのペンキ塗りにテンションマックスです!

どんなことがあっても見守る…!

それぞれの塗っていい範囲だけを伝えたら、あとは思い思いにローラーを使ったり刷毛を使ったりして、自由に壁を塗っていきます。
大人は「ローラーの方が広く塗れるよー」などのアドバイスをしつつ、基本はみまもりの姿勢。 ムラだらけになっていようとも 後である程度リカバリーできる!というおおらかな心が大切。
口を手で抑えて何か言いたくなるのをグッとこらえましょう。

あ、あの…何されてるんですかね…?

あ〜なるほどね!そういう塗り方もあるよね!そうだよね!
ハハハ!(渇いた笑い)

見守ることが大事…みまもることが…

ペンキまみれで輝く笑顔 。

もはや道具なんて必要ありません。
言葉も要りません。

壁を塗るのは飽きてきたので人間を塗ってみましょう。

完成です!(というより無理やり終わりにさせました。)

いい仕上がりです。

お母さん、あとは誰もいない日に1人でやりましょう。

この後は、子どもたちが塗り残したところや色の境目を大人が仕上げていきます。
初心者は(大人でも)基本的に2度塗りするようにすると、塗りムラなどがあってもカバーしやすいそうです。

そして背中側の壁のマグネット塗料とホワイトボート施工に移ります。
「マグネット塗料は1度塗りでは磁力がとても弱いです。最低3〜4回は塗るようにしましょう!」と青山さんからのアドバイス。
塗っては乾かし(3〜4時間)、塗っては乾かし…。
かなり時間がかかりました。

また、マグネット塗料は金属の塗料なので塗るのにまあまあ力が要ります。
できれば力持ちな人に塗ってもらいましょう(笑)

黒いマグネット塗料を塗り終えたら、上から壁と同じ色で塗って雰囲気を合わせます。

その上から、ホワイトボード加工用の塗装。
ここまでですでに相当な回数重ね塗りをしているので、
そろそろ慣れてきたような、疲れの色が隠せないような…。
DIYには根気も必要!

世界で唯一、自分たちの壁。

そんな苦労の甲斐あって、ついに完成しました!
子どもたちが塗った好きな色の壁も、お母さんががんばったホワイトボードの壁も 無事にできあがりました。

子どもたちが塗ったところは、よく見ると塗りムラがあったり ちょっとだけはみ出していたり。
だけど、それもまた宝物。

誰にも真似できない、彼女たちだけの素敵な壁なのです。

さっそくホワイトボードマーカーでお絵かき。
描いては消して、描いては消してと、楽しそうな子どもたち。
その笑顔を見ていると、なんだか疲れもふっとびます。

ホワイトボード塗料は、書き心地に不安を持っていましたが、全然言うことなしです!滑らかに書けて、消すのもスルリとキレイに消えます!感動です!

トーストマグネットも問題なくくっついています!!!これまた感動です!
(磁力の弱いマグネットはくっつきませんでした…)

いろいろと大変なお部屋のリフォームでしたが、これも終わってみればよい思い出。
そしてこれ以外にもまだまだ、1年生への準備は続きます。
次は学習机編!

↓第2弾【ROUND ONOMICHI#9-2 一緒に作ろう!新一年生ROOM:理想の机って?編

INFORMATION

Bar MUSK

アトリエ アーキツリー 一級建築士事務所

《住所》尾道市向島町1943
《電話番号》0848-51-5423
《WEB》http://mountainblue.jp/architree/
《業務内容》
◯建物の新築、改修、リノベーションの設計・監理
◯インテリア、家具などの設計、製作、販売
◯マルシェなど人が集う場所の会場デザイン

美しき瀬戸内文化圏の住環境を豊かにしたいと建築活動中です。

・・・・読み込み中です

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