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二千年前から飲まれていた古代中国より伝わる健康法
桑葉は栄養成分の宝庫
 最近では健康ブームも手伝って様々なものが商品化されていますが、中国では古来より様々な薬草の効果が書物や伝承によって現代に伝えられています。その中でも桑葉は現代では養蚕業における蚕の食べるものとしてはよく知られていますが、中国では二千年前の漢の時代には「神農本草経」という書物において薬として使用したという記述があります。その後も唐の時代の「食糧本草」、宋の時代の「証類本草」でも薬用食物のひとつとして記述が残っており、古来より伝わる健康法のひとつとして飲まれていたようです。分析技術の高度になった現代では、以下のような働きを持つ栄養成分が桑葉に含まれていることが確認されています。

●カルシウム
 カルシウムは丈夫な骨と歯を形成するのに必要な栄養成分です。現代日本人は食の欧米化により肉食が増え、反対に魚や海藻、梅干しをはじめとするミネラルたっぷりの食事である「日本食」が減ったことで摂取量も減ったためカルシウム不足の人が多いと云われています。

●食物繊維
 食物繊維は植物性の食品に含まれる、体内では消化されない成分です。そして消化されないまま大腸に至り、便として体外排出されます。そのため便通がよくなり便秘を改善する働きがあります。

●鉄
 体内の鉄は、ほとんどが血液中の赤血球をつくる成分です。特に女性は月経出血や、妊娠・出産で鉄が多く失われるので男性よりも多く摂取する必要があります。不足すると貧血の原因にもなります。

●亜鉛
 亜鉛は新しい細胞の形成に欠かすことのできない栄養成分で、発育を促進し、人体内の各種ホルモンや酵素の構成成分となります。毛髪、肝臓、腎臓など新陳代謝の盛んな細胞に多く含まれ、いずれもタンパク質の代謝に深く関わっています。また、味覚の機能を正常に保ったり、性機能を高める働きがあります。

●βカロチン
βカロチンはビタミンAの一種で、「眼のビタミン」とも呼ばれる、視力の維持を助ける栄養成分です。また、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。不足すると皮膚や眼が乾燥しやすくなりますので、ドライアイや乾燥肌が気になる方は多く摂取したほうがよいでしょう

●ビタミンC
ビタミンCは体細胞を結ぶコラーゲンというタンパク質をつくるのに関わったり鉄の吸収をよくします。皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに抗酸化作用をもつ栄養成分です。また、ビタミンCはストレス(精神的・物理的両方)の多い人ほどたっぷり摂る必要があるといわれています。
桑葉の特有成分 DNJ
 近年神奈川県の研究機構により、桑葉には1-デオキシノジリマイシン(通称DNJ)という成分が含まれていることがわかりました。このDNJは桑特有の物質です。構造はブドウ糖(グルコース)によく似た形になっています。ラットを用いた実験で、DNJは小腸において糖類分解酵素(α-グルコシダーゼ)が本来するべき働きを阻害することでブドウ糖の吸収を抑え、食後の過血糖値を制御する働きがあることが発表されています。(「機能性食品に関する共同研究事業報告」より)。古来より桑は飲水病(糖尿病)に効き目があると云われてきましたが、この発表からDNJは糖尿病の予防に役立つ新しい物質として注目されるようになりました。

桑葉イメージ
以上、簡単に桑葉のもつ栄養成分をご紹介して参りましたが、中国には長寿のための健康法として「神仙思想」というものがあります。不老長寿は古くから中国人の夢のひとつで、多くの皇帝がこの夢を追い求めました。そのため多くの発見も生まれてきたことと思われます。現代人にはそこに「美容」というものが加わるでしょうが、今後も桑は健康維持に役立つ食材としてますます注目を浴びそうです。