mergeはインポートアイテムにこだわります。

今、日本には機械により大量生産で作られる、綺麗で安価な商品がたくさんあります。
しかし決してそれらには表現できない、手作りによる素朴さや天然素材ならではの風合いなど、
粗雑さや不均一さも含めてインポートにしか出せない味わい深さが好きだから、私たちはインポートにこだわります。

それは120年前から続くアパレルの輸入会社が背景にあり、
長きに渡り輸入商材の取扱いをしてきたからこそ思うことでもあります。

mergeの考える「いいもの」には、値段の高いものも安いものもあります。
高いものは、なぜその価格設定なのか、安いものなら、なぜこの価格で販売できるのかを
自分たちの五感を使って必ず確認します。大切なのは、価格と品質のバランス感。

高いものには相応の付加価値を含めたクオリティを求め、安いものなら、品質に対してこの価格なら妥当だとか、
常に市場と世間の価値観に敏感になり、感性と感覚を磨きながら世界中から集めた品々は、
単に価格の高低だけで判断される優劣ではないのです。

そして「いいもの」に共通して言えること、それは作り手の思いが感じられることです。
デザイナーのこだわりであったり、職人の手の温かみだったり…どこかに人の手の温もりや心意気が感じられるからこそ、
それらの商品には、一つひとつに違いがあります。
レザーアイテムを例にとれば、革の質感や色の出方、サイズなど一点ずつ異なることもあります。

インポートアイテムの良さは、この粗雑さや不均一さにこそ表現されていると私たちは思います。
カジュアルなアイテムなら尚の事、この素朴さが大量生産には表現できない良さだと思うのですが、
最近では、完璧を求め過ぎる余り、せっかくのインポートらしさが理解されないまま
「難」として扱われる悲しい光景を目にする事が多くなってきました。

確かさや緻密さ、完璧さではなく、風合いや手作業による素朴さや温かみを求めるなら、
やっぱりインポート物っていいなと思うのです。