すぐに大きくなってしまう子どもの足。どうせすぐ大きくなるのだからって大きめの靴を選んでいませんか。また、無理して靴が小さくなっても履かせたままにしていませんか。少しでも子どもが痛がったら、それは靴が小さくなったサインです。合わない靴を履いていると、子どもの柔らかい足は変更してしまう危険性を持っています。またそれだけではなく、歩き方も変わってしまうのです。大切な子どもの足にはサイズの合った靴を履かせてあげましょう。

大きめの靴を履いていると・・・!

大きめの靴を履いていると、靴の中で足が動いてしまい、正しい歩き方ができません。かかと部や甲部でしっかり足に靴をフィットさせておくことが大切です。

足首・甲部でしっかり留まっていない かかとがしっかりフィットしていない
つま先にゆとりがあっても前にすべってしまい小さい靴を履いたときのように指先がつまってしまいます。 歩くたびにかかとがあがってしまい、不自然な歩き方になってしまいます。

曲がりにくい靴を履いていると。

せっかくサイズの合った靴を履いていても、底が硬く曲がりにくい靴だと子どもの足に大きな負担をかけてしまいます。しっかりと地面を蹴って歩くためにも、足の曲がる位置できちんと曲がる靴を選んであげましょう。大人が曲がりにくい靴を履くと、曲がりやすい靴の約2倍の力をかけて、靴を曲げて歩いています。しかし、子どもは筋力が弱いので、曲がりにくい靴でもかけられる力は小さいのです。したがって、曲がりにくい靴を履くと、足を曲げずに歩くため、図のような不自然な歩き方に…。大人も子どもも曲がりにくい靴を履くと屈曲角度が小さくなってしまいます。

さらに合わない靴を履きつづけたら、こんな生涯が起こることも・・・。

大きめの靴を履いてる子どもたち、多いですよね。また、脱ぎ履きがしやすいからって、大きめの靴でしかも調節機能のない靴を履いてる遊んでいる子どもたち。これは大人に直して考えると、まさにスリッパを履いて運動している状態。靴が脱げないように、指を曲げたり上にそらしたり、知らないうちに指に負担をかけているのです。そのままの状態が続くと、指が曲がってしまったり、指を使わないために、アーチの形成が遅れたり…。また、スリッポンタイプは履くのは楽だけど、かかとがしっかりと足にフィットしにくく、調節機能もありません。面倒でも調節機能のある靴で子どもの足に合わせて締めてあげるようにして下さい。調節機能のある靴だと、少しくらい大きくても脱げないように甲の部分で調節することができ、指を自由に使うことが可能です。ぴったりの靴を履くと、子どもたちも思いっきり遊べるものです。子どもたちにとって、遊ぶことは成長すること。健やかに成長するために、足に合ったシューズを選んであげて下さい。