近頃の子どもたち、大丈夫?

小学生になっても土踏まずのほとんど無い子、外反母趾に悩む子・・・。いま、足に障害を抱える子どもたちが着実に増えています。靴は子どもの足の発達発育を助けてはくれません。あくまでも「子どもの足の成長を阻害しないコト」が大切なのです。 アーチの形成やしっかりとした骨格を作るには、活発な運動がもっとも大切です。この年代の運動は足の形成だけではなく、運動神経の発達や脳の発達などにも大きな影響を及ぼすと言われています。

子どもの運動能力は低下の一途

子どもを取り巻く環境の影響から、子どもの体力が著しく低下しています。特に背筋力は60年代から低下する一方になっています。10歳時の男子では、10年の間に背筋力が全国平均で5%も低下していたのです。背筋力の低下は、直立2足歩行というもっとも基本的な運動力の低下を暗示しているといわれています。
また、走る能力、飛ぶ能力、投げる能力なども、1983年に比べて2000年では体重が大きく増加しているにもかかわらず、全体的に低下しています。

子どもの歩数は年々減少

幼稚園の年長児の歩数がどのように変わってきたのかを見てみましょう。
1984年に比べ1997年は約21%も少なくなっています。これは、保育中の歩数は変わらないのに家庭での運動量が大幅に減ったことによると言われています。
交通網の発達、塾や学校などの教育問題、地域社会に消滅・・・運動不足が大人へも子どもへも大きな問題となって来ている今、ぜひお子さまと一緒に運動を始めてみてください。まずは手軽なウォーキングやランニングから始めてみてはいかがですか?