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浅野屋丁稚塾
番頭への道「その44 適正価格と二重価格」 

今日はチョッと、小難しい話ですが、お客様に気持ちよくお買い物を していただけるよう、シッカリ勉強してください。


「二重価格」とは、公正取引委員会(公取委)によれば、我々が商品を 売る際に、実際の販売価格よりも高い「比較対照価格」を併記することをいいます。

「8,500円のところ特別価格5,800円」なんていうのがこれです。

この表示が、商品を実際より著しく安くなっているように見せかけるなど、 一般消費者を誤認させるものである場合、 景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)で禁じられた不当表示に あたります。

確かに割引率が高い程、お客様にはお得感を感じてもらえ、販売し易く なります。
50%off・90%offなんていうのは確かにインパクトがあります。

ただ、それが極端に安く見せるために実際にそんな価格では販売して いないような高額の通常価格設定し、思いっきりダンピングした形で表記 することは禁じ手となりますし、第一お客様に失礼です。

定番で扱っていた商品が廃盤になって追加が利かないため在庫を処分する とか、今回は特別サービスで期間限定・数量限定で粗利を削り販売する といった、明確な理由を提示しなければ二重価格は怪しげなものになってしまいます。

販売実績のある価格からの理由付けのあるお買い得価格表示を真っ当な 商売人としては肝に銘じなければなりません。

そして、適正価格でお客様に気持ち良くお買い物頂く為の接客力を身に 付けなければなりません。

頑張ってください!・・・目指せ 大番頭!!


ところで、うちのページでの二重価格・・大丈夫だったっけ?


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