F-SCANによる足圧分布測定実験結果

5本指ソックス着用

○ 他の物に比べると5本の足指をバランス良く使えている。
○ 第4・5指が使われると安定感があり、良い歩行ができる。
○ 歩行の重心軌道もカカトから入り、第1指と第2指の間から抜けている。
○ 全体的にバランス良く足圧がかかっている。
○ 衝撃緩和・歩行姿勢安定の為の道具。
○ 足指の低屈運動が安易で、膝が上がりやすくなる。

裸足

● 親指、中足骨の裏、踵に重点的に圧がかかっている。
●第2指から第5指にかけて第2関節部分が地面に接地していない。よって、第2指から第5指は5本指ソックス着用時に比べ、うまく使えていない(多少、足裏の汗と中敷が密着しすぎて滑りが悪かった事も考えられる）

先丸靴下着用

○ 靴下により、5本の指が窮屈に包まれているため、指先全体に足圧があまりかかっていない。
○ この場合も第2指から第5指までの第2関節部分が地面に接地していない。
○ 5本指ソックス・裸足に比べ、足が小さく見える(先丸靴下を履く事により各指の隙間がなくなっているからだと思われる)。

パンスト着用

● 親指には他のものと比べ極端な圧がかかっている。これは、パンストと中敷きとの接地部分が非常に滑る為、親指でバランスを取ろうとして、踏ん張った結果、必要以上の圧がかかったものと思われる。
● 重心軌道も足裏の滑りを押さえる為、きれいに第1指と第2指の間には抜けていない。
● これも先丸靴下同様、足先が同じ理由で小さく見える。