モール平鉢・大・福地ガラス工房

福地ガラス工房さん

 福地さんとの御縁はそれほど古くはなく五、六年位の御縁でしょうか。東京ガラス工芸研究所を出られた後、晴耕社(荒川尚也先生の工房)で修業され、十六、七年前に独立なさったそうです。

 昨年は、初夏にガラスの掛花生の見本を送って来て下さいました。誠に生け心地よく、夏草など「すっ」と入れると軽やかでやさしい雰囲気を出してくれるすてきなものでしたので、さっそくいくつか作っていただきました。価格がお安すぎるので間違いではないかとお電話しましたら、「私の作品を知っていただくためにお安く御提供させて貰っています」とのお返事。それにしても掛け花生、しかも「角」を作るのはお仕事の量に比してこれではと思い、売る側の良心から「もう少しお客様にも頂戴出来ると思う」と申しましたが「それでいいです」との事。

 これを基本に丸花生をようびオリジナルとして少し長くして(これがまた大変なのだそうです)作っていただき、これは適切なお値段でお願いしてほっとしたところです。
註(花生を深くすることには意味があります。蓮や空木なども深く生けられ、その分だけ水の圧力で水揚げがよくなるのです)

 今年は楕円の大小をつくっていただきました。楕円はお花を少しずらして生けることが出来、生ける形に変化がつけやすい利点があります。ていねいに葉などを払って生けると水の中の茎も青々と美しく涼やかです。4種類の大きさ形をお選びいただけます。

工芸店ようび 店主 真木
ガラス鉢・福地ガラス工房

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コップ・グラス・福地ガラス工房

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ぐい呑・福地ガラス工房

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花器・福地ガラス工房

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