それぞれの想いで楽しんでいただければ・・・
植山さんがご熱心で、次々と作っていただいているうちに文様の種類がどんどん増えてしまいました。基本は古染付の写し、清の時代のものの写し、古伊万里風になったものの写しとさまざまです。それぞれに意味を持つものも、図柄の面白さだけのものもありますが、それぞれにお使いになられる方々の想いで楽しんでいただければよいと思います。
あまりに種類が増えてしまいましたので、一度整理するために皆様に集中してお見せして、蔵出しという形で少し利口に買っていただけるようにいたしました。
【現品限り!】の付記されている植山昌昭さんのうつわを一割引きでご提供させていただきます。
【現品限り!】のうつわの中から、後日あらためて再制作「定番商品」にするものを選定いたします。
《再入荷のお知らせ》が多いうつわを中心に考慮させていただきます。お気に入りのうつわがあれば、お気軽に《再入荷のお知らせ》設定をお願いいたします。
色々に展開していただいています。
お茄子は秋の代表的な文様の上、為せば「成す」に通じるよろこばしい言葉として色々なところに登場してきました。
植山さんが写生をして熱中していた頃の茄子の色々を、古いものを参考に文様にしていただいたものです。とても良い感じのもので、呉須の色も冴えていて、色々に展開していただいています。五寸浅鉢(茄子文皿)などは幅広くお使いいただける形でおすすめのものです。
染付端反五寸皿
どの様にも活用していただけるこの端反五寸皿は、この宝珠文も含め12種くらいの文様を次々と作っていただきました。
古くからこの形は多くの人達が様々な文様をつけて展開していることからも、使い易さが窺えるものです。お一人用の皿として盛り心地がよいのは、端反の部分の高さが適当であること、入っているものが大変落ち着きのよい状態になるからでしょう。
お好みの文様でお選びいただいて、たくさんの用途にお使いになってみて下さいませ。目立たないけれどよく役立ってくれます。
植山昌昭さん
植山昌昭さんについてお伝えすることになっても、いつものように御経歴や師その他についてのことは殆んど知らないのです。
持って来られる作品を見せていただき、材料(磁土の種類、良し悪し、釉のこと、染付顔料のことなど)や技術のことをお聞きしたり、形の良し悪しを吟味したりし始めると他のことはどうでもよくなるのです。
こんなものが欲しいと希望を出しますと、見本を作って来て下さる、それをさまざまな角度から吟味して行き、多い時は五回もにもなることがありますが、通常三度は行き来してやっと一つの作品が出来上がります。出来上がったものを持って来ていただく時には次の作品の見本を見せていただく、作りやすい数量や今作者がどんな傾向のものを作りたいと思っているかも加味しつつ、一つの作品が出来上がるということになります。
こんなことを繰り返ししている内に作品が生き生きと息をしてくれるようになって参ります。それからはどんどんご自分の個性が発揮されて来て面白くなって参ります。ようびと作者のつながりも息が合って参ります。
今、植山さんはまさにその時なのです。