唐津平鉢・中村恵子

唐津焼・中村恵子さん

秀吉の「慶長の役」の際,連れ帰った朝鮮陶工が、大名の保護のもとに焼き始められたといわれるのが現在の唐津焼のルーツです。

中村恵子さんは、その頃に伝わった割竹窯というカマボコ型の登り窯で、唐津にこだわり、古い唐津焼を思わせる素敵なうつわを作っておられます。

「工芸店ようび」とは、ある日突然中村恵子さんからうつわが送られてきてからのおつき合いです。
中村恵子さんの先生である見湖窯の黨旭沙(とうきょくしょう)さんが、「工芸店ようび」と長くおつき合いいただいていた作家さんで、中村恵子さんは、大学卒業後OLを経て、28才で唐津焼きに魅せられ、黨旭沙さんと出会われたそうです。その後結婚を機に窯を独立された際、「工芸店ようび」の名前を思い出していただき、うつわを送ってこられた・・ということでした。

すでに出会いより10年以上の歳月が流れています。実は、まだ一度も店主と中村恵子さんとは会ったことがありません。年に三度のみの窯開き。その間時間はたっぷりあります。店からは寸法や形のお願いをし、中村恵子さんさんからは、窯出しごとに見本を送っていただき、ゆっくりと、そして、じっくりと対話を重ねながら、細く長いおつき合いしていただいています。

体がきつい登り窯の仕事は、効率面でも生産性は高くありません。が、窯出しごとに、あるいは、窯の中のうつわの置き場所で、一点一点違った風景を魅せてくれるのが登り窯の愉しさです。唐津焼と呼ばれる素朴ながら力強く、表情豊かなうつわたちは、登り窯だからこそ。さらに中村恵子さんは、土を古い窯跡周辺に求め、鉄絵の発色をよくするために山鉄を使うなど、古唐津に正面から向き合いあっておられます。

あくまでも唐津、あくまでも登り窯、そして普段使いのうつわにこだわる中村恵子さん。唐津焼の素晴らしい世界を中村恵子さんのうつわを通して感じていただきたいと思います。
一度魅力にとりつかれると、窯開きが毎回きっと待ち遠しくなることでしょう。

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店主は2008年秋、やっと中村恵子さんにお目にかかることが出来ました。
かの有名なおくんち祭の日におじゃまして御一緒にお祭を見、整然とした窯場に案内していただきました。

誠実で静かで、お人全体から、いいものを作りたいという意欲が湧き出ているように感じました。窯場にごろんと実っている冬瓜をおねだりして一ついただき、二日間もお手を止めたことをお詫びしつつおいとまいたしました。

それからしばらくして寒い日、冬瓜のスープをつくってようびのスタッフ達と中村さんの体も心も暖まるお話をしつついただきました。

工芸店ようび 店主 真木
絵唐津・中村恵子(唐津焼)

絵唐津・中村恵子(唐津焼)

皮鯨(皮くじら)・中村恵子(唐津焼)

皮鯨(皮くじら)・中村恵子(唐津焼)

朝鮮唐津・斑唐津・中村恵子(唐津焼)

朝鮮唐津・斑唐津・中村恵子(唐津焼)

黒唐津・中村恵子(唐津焼)

黒唐津・中村恵子(唐津焼)

小皿・取皿・中村恵子(唐津焼)

絵小皿・取皿・中村恵子(唐津焼)

豆皿・中村恵子(唐津焼))

豆皿・中村恵子(唐津焼)

中皿・中村恵子(唐津焼)

中皿・中村恵子(唐津焼)

小鉢・取鉢・中村恵子(唐津焼)

小鉢・取鉢・中村恵子(唐津焼)

唐津焼:絵唐津沓型鉢・大・中村恵子

唐津焼:絵唐津沓型鉢・大・中村恵子

中鉢・中村恵子(唐津焼)

中鉢・中村恵子(唐津焼)

絵唐津・中村恵子(唐津焼)