染付同心円5.5寸浅鉢・阪東晃司:和食器の愉しみ工芸店ようび

同心円の向付

 この染付同心円の向付は、原形を加藤静允先のものを写させていただき、呉須の線を少し太くして作っていただきました。何を入れても受け入れてくれる重宝な向付です。5.5寸という寸法と深さのバランスがよろしいのです。

 胡麻豆腐に枝豆をちらし、生醤油が美味しい一品です。丸ではない形の唐津の醤油入れがアクセントになっています。赤い唐辛子の形の箸置は須田菁華さんの定番です。

 井戸の土を使った有光さんの片口は、お酒を入れるとどんどん良い色(明るい柿色)に変化します。陶器というものの魅力を感じていただけるものです。

工芸店ようび 店主 真木
唐津焼:絵唐津しょうゆ皿No.2・中村恵子:和食器の愉しみ工芸店ようび