野田行作:和食器の愉しみ工芸店ようび野田行作:和食器の愉しみ工芸店ようび

書籍発刊記念・野田行作

 この度「ようびの器 ものみな美しき日々のために」(2023年3月10日)発刊記念といたしまして、何時かは役に立つと思って店主が買入れ保管しておりました物たちを、この機会にお目にかけることといたしました。

 第一回目は私の兄 野田行作の作品たちです。

 今このとき兄がいてくれていれば、お客様にさまざまな意匠の面白さを味わっていただけたことでしょうと、いまさらながら残念でなりませんが、兄の作品が今もお客様の許で何十年も健在でありますことも併せて、ここに新たにご紹介出来ます事をうれしく存じます。

工芸店ようび 店主 真木
潤直弧皿・野田行

 兄 野田行作の作品の内の直弧形銘々皿と洗朱金箔紋茶托をお見せしています。

 直弧形銘々皿は黒漆で変わり十字の文様が画かれていて、無地のものではない変化を楽しんでいただけます。いつも申し上げることで恐縮ですが、丸型の多い器の中にこの様に変形のものが入るのが面白く、楽しんでいただけるものです。

 洗朱の茶托は丸の破れ金箔が一枚ずつ違った場所に入っていて、野田行作ならではの意匠です。

 季節柄、青梅のお菓子を盛り、一保堂さまからいただいた今年の新茶を、さわやかな文様の古川さんの汲出に入れて見ました。

工芸店ようび 店主 真木
野田行作:和食器の愉しみ工芸店ようび
大樹椀・野田行作

刷毛目小皿・野田行

野田行作写したち

野田行作写し:和食器の愉しみ工芸店ようび

野田行作写しを集めました。

多くは箔絵の図柄を写し、形は(なるべく)そのままに奥田志郎さんに引き継いでいただいています。

ようびの器 ものみな美しき日々のために

ようびの器 ものみな美しき日々のために

「ようびの器 ものみな美しき日々のために」

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