染付双鹿図三脚向付・須田菁華:和食器の愉しみ工芸店ようび

紅葉に鹿 染付双鹿図三脚向付

 先代の菁華さんに53年も前にお会いした時「人間の口が突然変わった形になったりはしませんから、うちは同じものを作り続けます」とおっしゃったことを思い起こします。毎年秋にはこの見込に鹿の文様のお向を注文します。今年も参りました。

 お煮物を盛ってみました。お芋と焼き目をつけた鳥のもも肉をやわらかく煮て三度豆をそえただけの何でもない煮物が、秋を感じさせてくれます。召し上がった後に染付の二匹の鹿を見ていただくことになります。

工芸店ようび 店主 真木
染付双鹿図三脚向付・須田菁華:和食器の愉しみ工芸店ようび