お椀の向こう側
輪島の銘工房・尚古堂さんに、美しい形の平椀を新しく作っていただきました。尚古堂さんは輪島塗の技術をきっちりと守られた上、独自の形を次々と送り出され、日本産の良い漆を使った数少ない作者です。品質の良さは定評のあるもので、ようびではこの三十年位の間にたくさんのものを作っていただいています。
箔絵のもみじは随分以前、兄 野田行作の意匠を山本哲さんにお願いしてお椀にアレンジして下さったものを、今一度お願いしました。やはり季節感のあるものは新鮮です。
紅葉箔絵黒蓋付平椀
一面に描かれている箔絵はもみじ。あわせるうつわで、初夏は緑、秋は赤から黄色に見えてきます。
尚古堂
81,400円
色絵菊形箸置
深さのある大きめの中皿です。縁の鉄釉とうっすらと浮き出る縞模様がアクセントです。
伏原博之
6,292円
朱尺2×尺1.5寸角切折敷
愛知県一宮市の真清田神社にある室町時代の「朱漆角切盤」が本歌ですが、こちらは使いやすくするため、長方形といたしました。
奥田志郎
77,000円
青もみじの頃
金の箔絵はさまざまな色を連想させるものです。同時に用いる皿や小物によって青もみじにも秋のもみじにも用いていただけるかと思います。
みどり交趾のお皿、春子まゆの箸置、錫の片口酒器、春から初夏にかけた膳に見えればうれしいです。
紅葉箔絵黒蓋付平椀
一面に描かれている箔絵はもみじ。あわせるうつわで、初夏は緑、秋は赤から黄色に見えてきます。
尚古堂
81,400円
交趾土器皿
青、緑、黄、紫・・・、鮮やかな色彩が特徴の「交趾(こうち)」は、本来、ベトナムから輸入された低火度で焼かれる鉛釉陶器のことを言います。
伏原博之
15,015円
焼〆盃
岸野寛さんから焼締めのぐい呑です。
岸野寛
11,000円
錫片口・ふっくら・1.5合
日本酒は角が丸くなり、より美味しくいただけるそうです。
ゆり工房
20,900円
潤尺2×8.5寸角切脇取
「潤」は時を重ねて明るい色に変化していきます。
奥田志郎
55,000円