サスペンションフォークの性能を維持して安全に使用するには定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
サスペンションフォークのメンテナンスの基本は走行前のチェックと走行後の汚れのふき取りです。
1.自転車の車輪を10センチから20センチくらい地面から持ち上げて軽く落としたときに異常な音がしないか確認します。(車輪の固定、サスペンションのボルトの緩みの発見、ヘットの緩みなどのチェックになります。)
2.前ブレーキを握ってハンドルを押してサスペンションをストロークさせて、作動がスムーズかとブレーキが効くかを確認します。
3・サスペンションにキズや損傷や汚れがないか目で確認します。インナーチューブが汚れているときはウエスでふき取ります。ごみが付着したままですとダストシールを傷めてしまいオイル漏れや雨水の内部への侵入の原因となります。
オイル使用のサスペンションのオイル漏れも注意します。
4・ブレーキワイヤーの取り回しをチェックします。
タイヤに干渉していないかをストロークをしながら確認します。(とくにディスクブレーキは注意が必要です。)
アッパーチューブのダストシールから上に向かって拭きます。
ダストシールを傷めないケミカルで拭きます。
(チューブに付着した汚れは、チューブの表面を傷めたり、ダストシールを傷めて、雨水の浸入やオイル漏れの原因になります。)
街乗りタイプの自転車に多く採用されているエラストマー(合成樹脂)タイプのサスペンションは洗浄と潤滑の注油のみでメンテナンスフリーで使用できます。
空気圧で作動するエアサスペンションやオイル仕様のサスペンションはエア圧やオイル量のチェック、オイル交換が定期的に必要です。各メーカーのメンテナンスマニュアルに従って定期点検を行ってください。