世界No1生産量を誇るイタリアスパークリングの代表格
「プロセッコ」その特徴とおすすめ10選
2023/09/25
プロセッコはイタリアで最もメジャーで、かつ世界で最も消費されているスパークリングワインです。ヴェネト州トレヴィーゾ県発祥です。世界的な消費需要に応えるよう、2009年に隣のフリウリ ヴェネチィア ジューリア州にも跨る広範囲でプロセッコDOCに認定されて生産可能になりました。
世界三大スパークリングとしてシャンパーニュ(フランス)、カヴァ(スペイン)と並び称されていますが生産量では世界1で2020年時の実績でも、シャンパーニュ生産量(45万k/l)に対してプロセッコは103万k/lと倍以上になっております。
世界三大スパークリングとしてシャンパーニュ(フランス)、カヴァ(スペイン)と並び称されていますが生産量では世界1で2020年時の実績でも、シャンパーニュ生産量(45万k/l)に対してプロセッコは103万k/lと倍以上になっております。
「プロセッコ」のフレッシュ&フルーティーを活かす独自の製法
プロセッコを最大限活かす製法としてありますのが「シャルマ方式」と言われる炭酸ガスの生成方法です。第一発酵を終えたワインを大型の密閉タンクにまとめて炭酸ガスを生成させるため、空気接触や澱との接触も少なくプロセッコらしいフレッシュさを保つことが出来ます。
高品質スパークリングの代名詞として挙げられるシャンパーニュには、瓶内二次発酵という一本ずつ瓶詰めしてから炭酸ガスを生成する方法が用いられています。この製法だときめ細かい泡を造ることが出来ますが、酵母に長く接触し特徴的なイースト香も加わります。この製法だとプロセッコの親しみやすいアロマは酵母の香りに負けてしまいます。ブドウの持つ本来の香りを優先した結果、プロセッコではシャルマ方式が多く採用されることになりたした。シャルマ方式は瓶内二次発酵に比べ手間がかからないため、生産コストを抑えることにも繋がりました。
高品質スパークリングの代名詞として挙げられるシャンパーニュには、瓶内二次発酵という一本ずつ瓶詰めしてから炭酸ガスを生成する方法が用いられています。この製法だときめ細かい泡を造ることが出来ますが、酵母に長く接触し特徴的なイースト香も加わります。この製法だとプロセッコの親しみやすいアロマは酵母の香りに負けてしまいます。ブドウの持つ本来の香りを優先した結果、プロセッコではシャルマ方式が多く採用されることになりたした。シャルマ方式は瓶内二次発酵に比べ手間がかからないため、生産コストを抑えることにも繋がりました。
プロセッコに使用されるブドウ グレラと補助品種
プロセッコに使用可能な品種規定は10種類存在します。メイン品種(85%以上)として定められているのが グレラ です。プロセッコという名前がブドウ品種として呼称されていましたが、2009年以降に法改定で品種名を グレラ に変更統一致しました。果皮が薄く、青りんごや白桃、黄色い花のようなフレッシュなアロマと、余韻にほんのりと苦みがあるのが特徴です。
他に15%まで ヴェルディゾ、ビアンチェッタ、トレヴィジャーナ、ペレラ、グレラ ルンガといった土着品種に加えて、国際品種でもあるシャルドネ、ピノビアンコ、ピノグリージョ、ピノネロも認められています。
他に15%まで ヴェルディゾ、ビアンチェッタ、トレヴィジャーナ、ペレラ、グレラ ルンガといった土着品種に加えて、国際品種でもあるシャルドネ、ピノビアンコ、ピノグリージョ、ピノネロも認められています。
プロセッコの変革と高品質プロセッコの存在
プロセッコの発祥は現在のフリウリ ヴェネチィア ジューリア州の州都 トリエステの近くにあった街の名前が由来です。プロセッコという名称は当時使用するブドウ品種のことを指していました。
シャルマ方式によって結果的にリーズナブルで大量にスパークリングが造れる事に、他の州や海外の生産者も着目して各地で生産されるようになりました。その全てが「プロセッコ」の名称で流通してしまっていた為、2009年にイタリアはプロセッコの使用品種を グレラ 変更して、プロセッコを原産地呼称化にすることでプロセッコの品質を守ることとなりました。
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコの丘と称される急傾斜で高標高地から造られるプロセッコはDOCGに認定されています。
特に際立ったクリュとしての呼称に「リーヴェ」。そしてプロセッコの最高峰とされているのが「カルティッツエ」DOCGプロセッコのわずか1%のみという稀少な畑からつくられるプロセッコです。
2021年より、公式にロゼもプロセッコDOCとして生産可能になりました。
シャルマ方式によって結果的にリーズナブルで大量にスパークリングが造れる事に、他の州や海外の生産者も着目して各地で生産されるようになりました。その全てが「プロセッコ」の名称で流通してしまっていた為、2009年にイタリアはプロセッコの使用品種を グレラ 変更して、プロセッコを原産地呼称化にすることでプロセッコの品質を守ることとなりました。
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコの丘と称される急傾斜で高標高地から造られるプロセッコはDOCGに認定されています。
特に際立ったクリュとしての呼称に「リーヴェ」。そしてプロセッコの最高峰とされているのが「カルティッツエ」DOCGプロセッコのわずか1%のみという稀少な畑からつくられるプロセッコです。
2021年より、公式にロゼもプロセッコDOCとして生産可能になりました。
オフドライからカクテルまで豊富なプロセッコの様々な楽しみ方
トレヴィーゾ県の銘酒として昔から多くの方に親しまれてきたプロセッコですが、実は様々な楽しみ方があります。基本的にプロセッコの糖分添加量は12g/l以上と、いわゆるシャンパーニュのブリュット(12g/l以下)よりも若干甘さがあります。地元で愛されているのは中甘口ですが、輸出の多くは12g以下に抑えた辛口がほとんどです。
現地では中甘口のプロセッコに氷を入れてお昼下がりから陽気に楽しまれる事も多いです。その味わいから食前酒としてはもちろん、アペリティーヴォというイタリア独自の夕食前におつまみと一緒に飲みながら過ごす時間によく飲まれています。
その味わいのフレッシュで軽快さからカクテルにもよく多用されており、ヴェネツィア発祥のベリーニ(プロセッコxピーチ)やアペロールスプリッツァー(アペロールxプロセッコxソーダ)と多岐にわたり愛飲されるまさしく国民的スパークリングです。
現地では中甘口のプロセッコに氷を入れてお昼下がりから陽気に楽しまれる事も多いです。その味わいから食前酒としてはもちろん、アペリティーヴォというイタリア独自の夕食前におつまみと一緒に飲みながら過ごす時間によく飲まれています。
その味わいのフレッシュで軽快さからカクテルにもよく多用されており、ヴェネツィア発祥のベリーニ(プロセッコxピーチ)やアペロールスプリッツァー(アペロールxプロセッコxソーダ)と多岐にわたり愛飲されるまさしく国民的スパークリングです。
ランチやディナー、パーティーまで、さまざまなシチュエーションの食事に合わせられるプロセッコ
多岐にわたる楽しみ方が出来るプロセッコは非常に華やかでフレッシュな果実感とちょっとしたビターさが特徴的です。ピクニックなどのアウトドアシーンやカジュアルに楽しむお料理が合わせやすいです。
BLTサンドイッチやハンバーガーとオニオンフライなどランチタイムにも使いやすく、モルタデッラなど塩気のあるシャルキトリーなどは甘さのあるスパークリングで流すのが心地よいです。現地ではイワシの南蛮漬けや塩だらを玉ねぎと牛乳で煮込んだバッカラ アッラ ヴィチェンティーナなどを合わせて楽しまれています。焼き物などよりは素材のフレッシュさを楽しむお料理の時に、気軽にお楽しみください。