オーディオインターフェイスの選び方
vol.2で紹介した様に楽曲制作の核となるのはホストアプリケーションソフトですが、同じく重要なのが音の出入り口であるオーディオインターフェイスです。
DTMではギター等の音源をパソコンに録音(保存)する事になりますが、これはギター等の音(アナログ)をデータ(デジタル)に変換しているということです。 また、音をパソコンから出力する場合は逆にデータ(デジタル)を音(アナログ)に変換しています。 この変換を行うのがインターフェイスの役割です。
インターフェイス機能はパソコン本体にも内蔵されていますが、楽曲制作で使用するには性能が低く、 「ノイズが混じる」「音が遅れて聞こえる(レイテンシと言います)」等の不具合が起こるため、音楽専用のインターフェイスが必要になります。
1接続方法
選ぶ上で気をつけたい点がパソコンとの接続方法です。
主にパソコンとの接続方法としてUSBとThunderboltなどがあります。
2入出力数や端子の形状
入出力端子の数や差し込めるプラグの形状にも注意しましょう。
例えばエレキギターとボーカル(マイク)を同時録音するなら、ギター用のシールドを繋ぐ標準フォ-ン端子が一つとマイク用にXLR(キャノン)端子が一つ必要になります。
極端な例では生のドラムを録音する場合はシンバルやスネア、バスドラムに個別にマイクを用意する必要がある為、8系統以上の入力端子が必要になる場合もあります。
代表的なオーディオインターフェイス
Roland Rubixシリーズ
2イン2アウトの小型オーディオインターフェースです。
シンプルな機能ながら「高音質」に重点を置いた設計で、初心者の方でも簡単に操作でクリアな高音質を楽しめます。
Rubix24、Rubix44には使いやすいハードウェアによるコンプレッサー/リミッターを搭載しています。
Focusrite Scarlett 2i2 3rd Gen
2イン2アウトの小型オーディオインターフェース。
高音質なマイクプリアンプの音をシュミレートする「AIRモード」を搭載、初心者でもスタジオクオリティの録音が可能!
レイテンシーを最小限に抑える設計をしているため、ストレスフリーなレコーディングを行いたい方におすすめです!
steinberg UR22C
2イン2アウトの小型オーディオインターフェース。
入門機の大定番です!マイク、ギター入力、MIDI端子などDTMに必要な入出力を全て備え、これを買っておけば間違いないという一台!
日本では一番ユーザーの多い同社製のDAW「Cubase」の無料版「Cubase AI」が付属し、買ったその日から制作を始める事ができることも大きなメリットです。
UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin X
2イン4アウト(10イン/6アウト) デスクトップオーディオインターフェース。
多くのプロが使用するデスクトップ型のオーディオインターフェースです。本体の音質が良いのはもちろんですが、この機種の最大の魅力は付属のプラグイン!
有名スタジオにあるような、コンプレッサーやマイクプリアンプなどといったアウトボードエフェクトを忠実に再現。これ一台で、プロと同じ録音、編集ができると言っても過言ではありません。