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◆【節水村コラム】

頻発した大雨特別警報と渇水

平成25年8月から運用が開始された「特別警報」
『「特別警報」が発表されたら、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください』
と気象庁のHPには掲載されています。

台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、命にかかわる重大な災害が発生するおそれが著しく大きいと予想される場合に発表されるという大雨特別警報が広い全国各地に出された2017年7月。

まずは災害を受けられた全ての地域の方々に心からのお見舞いを申し上げます。

節水村コラム

7月5日の早朝に島根県津和野町に大雨特別警報が発表されたことを皮切りに、邑南町、益田市、浜田地区と次々に範囲が広がり、同日夕方には福岡県に、続いて大分県にも大雨特別警報が発表され、これからどうなるのだろうと心配な思いでニュースを見ていた方も多いのではないでしょうか。

その間、気象庁からは以下のような内容が矢継ぎ早に発信されていました。

  • これまでに経験したことのないような大雨となっています。
  • "重大な危険が差し迫った異常事態です
  • 土砂崩れや浸水による重大な災害が既に発生していても可笑しくない状況です。
  • 他立ちに、地元市町村の避難情報に従う等、適切な行動をとってください。
    危険な場所には近づかないでください。
  • 既に外出が危険な場合には、家の中でも二階や崖の反対側などのより安全な場所に退避する等
    身を守るための最善を尽くしてください。
  • すでに避難を完了している場合も油断しないでください。

福岡県朝倉市では降り始めからの2日間の降水量が586mmだったそうです。
日本の年間平均降水量が約1,700mmということを考えると、年間に降る雨の総量の約1/3の量が たった2日間で限定された場所に降ったということになります。
そう考えると、とんでもないことですね。

新潟では7月初旬から3回の大雨に見舞われ、秋田では23日に雄物川決壊するなど甚大な被害を被りました。

同時に、大雨の被害に苦しめられている地域が各所にありながら、雨が降らなくてダムの水位が低下し、
取水制限をしながら渇水の危機をひしひしと感じている地域が多数あるのも事実。

つくづく思うのが雨の恵みと雨の怖さ。
自然は人間の意のままには決してならないということを見せつけているかのよう。

雨の持つ両面を知りつつ、上手に付き合っていくことを考え・行動していかないといけないですね。