「カバンは道具入れ」。それがバギーポートの原点とも言えます。
つまり、シンプルで丈夫であること。当たり前のことのように聞こえるけれど、 そんな簡単なことさえ忘れられたバッグは、意外と多いかもしれない。道具入れとしての基本を守る。 それこそ、バギーポートのこだわりというべきかもしれません。シンプル、頑丈、間口は広く。 タフで物が出し入れしやすいことは、カバンの絶対条件なのだから。
確かに第一印象は、そっけないほどにシンプル。そう見えて実は、細部まで徹底して創り込まれています。 デザイナーが持つこだわりというものは、たいてい職人泣かせであることが多い。 ところが、バギーポートの場合はちょっと違う。
デザイナー以上に職人たちが熱く、ポジティブに、 持てる技術やアイデアをフルに活かしながら、心の底から納得のいくものを創り上げています。 どうすればもっと使いやすくなるのか。どうすればもっと体になじむのか…カバン作りの論争は果てしなく続く。 「コストがかかるから…」「予算がない」などといった消極的な事情や妥協は通用しない。 関わる人たちすべてが、本当に納得した上で、初めてバギーポートのカバンとして認められる。
ほかでは決して真似のできないワザとオリジナリティが生まれるのには、そんな背景があるからなのでしょう。 手を抜くことが主流の今の時代を、私たちは逆行しているかもしれない。 ただ私たちは、本物を創るために、いつも真剣勝負なのです。
1991年10月の設立以来、確かな腕を持つ職人たちとぶつかり合いながらも、 ここへ来て、今ようやく私たちのモノづくりが成熟しつつあると感じています。 相変わらず真剣勝負を繰り返しながら、バギーポートはこれからも、 バギーポートならではのカバンを追求し続ける。
あなたの相棒となる「道具入れ」を生み出すために。
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