|
さくらんぼの中でも、味わい、色、つやとおもに王様といわれる最高品種「佐藤錦」。
この「佐藤錦」は、1912年(大正元年)に山形県東根市の佐藤栄助氏によって 品種改良され、氏の功績を称え、「佐藤錦」と名づけられました。
改良は、味は良いが日持ちが悪い「黄玉」と、日持ちは良いが固く酸味の強い「ナポレオン」をかけあわせることから始められました。
「従来のさくらんぼでは、酸味が強くて日持ちが悪く、出荷の途中に腐ってしまう。たくさんの人に食べてもらえるように、なんとか改良しなくては」
という佐藤氏の強い情熱とたゆまぬ努力によって、 改良から11年後の1923年(大正11年)にみごと実を結ばせたのです。
現在、この佐藤錦発祥の果樹園は 佐藤果樹園さんに受け継がれ、「元祖佐藤錦」の美味しさを変わらずに多くの人に届けています。 |