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ひとみのコラムVOL08

レーシック?ICL?
近視矯正手術

20年くらい前からでしょうか。レーシックという近視矯正手術が日本でも行われるようになり、最近ではICLというものも主流になってきました。どちらも近視を矯正する手術なのですが、まずこの二つの手術の特徴の違いからお話しします。

レーシックとは

角膜という目の表面をレーザーで削ることにより屈折異常(近視)のない状態にします。
表面を削るので光が散乱し、眩しさを感じやすくなること、ドライアイの状態になりやすいこと。そして眼圧が低く出やすくなることです。
眼圧が低く出ること自体は悪いことではないのですが、ベースが低くなることで、高くなった時でも正常範囲内にあり気付きづらいことがあります。
また、何年かで少しずつ再度近視が出てきてしまうということがあります。

ICLとは

こちらは削ることなく、近視を矯正するレンズを目の中に入れるという手術です。
デメリットとして将来白内障の手術をする場合、一度取り出さないとならないということ、緑内障のタイプによっては手術できないこともあるということです。
一度入れたレンズの出し入れはそう頻繁にすることはできませんが、気に入らない場合取り外せば元の状態に戻すことは可能です。

コンタクトレンズとの違い

コンタクトレンズは日々装着したり外したりしないとなりません。 しかしコンタクトやメガネでのメリットもあります。 まずは気軽に度数を変えられるということ。 見え方が変わってきたら眼科で調整して再処方すれば変更できます。デスクワークが増え、近くを見るのに疲れるのであれば調整してみたりなど、年齢層やライフスタイルに合わせて変えることができます。また紫外線やブルーライトカットもしてくれるものを選べば同時に目を守ってくれます。 何より手術を受けることなく、裸眼のような付け心地なので快適です。

どれがいいの?

近視矯正は人それぞれ好みやライフスタイル、目の状態により選択する必要があります。
東日本大震災の後に、危機感でその後レーシックする方が増えたそうです。
現に避難所ではコンタクトレンズや眼鏡がなく過ごして困っていた方もいるそうです。
しかし、40歳以上になると老眼の問題が出てきます。手術をしてどんなに遠くをよく見える目にしても今度は近くが見えづらくなってくるので老眼鏡が必要になってしまいます。
そのため近視矯正の手術は、40歳以降の方にはあまりおすすめできないものになります。せっかく自費の高額の手術をして遠くは眼鏡やコンタクトいらずになっても、今度は近くを見るときに結局眼鏡が必要になってしまうからです。
それぞれのメリット・デメリットをよく考えた上で選択をしましょう。

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