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ひとみのコラムVOL07

網膜剥離ってどんな病気?

網膜剥離という言葉はボクサーなどの外傷の病気として知られているのでご存じの方も多いはずです。 しかし網膜剥離がボクサーだけの病気ではないことを知っていますか?実は「近視」の方に深く関係のある疾患なのです。

眼球の成長

眼球は球面体の形をしています。
生まれてすぐの赤ちゃんで直径17mm、成人の正視眼では直径24mmの大きさです。
この直径を「眼軸」と言うのですが、近視の方の眼軸は長くなり24mm以上になります。
成長期に身長が伸びるように目も成長し大きくなってきます。
そのためこの時期に近視が急激に進行する子供が多いのです。

外傷だけではない?
網膜剥離

眼球の外側を覆っているのが「網膜」になります。
想像してみてください。24mmだったものが、近視化することによりそれ以上になったら引っ張られて負担がかかってきて薄くなります。
そうなると隅の方に亀裂が入ったり、穴が空いた状態になります。やがてそこから少しずつ網膜が剥がれて【網膜剥離】の状態になってしまいます。

前兆がある?

外傷の場合は、殴られたりぶつけたりした衝撃でこれが一気に起こります。
なんの前兆もありません。
しかし近視が原因の網膜剥離の場合はなんらかの前兆があることがあります。
白い壁やゴルフ場の芝などで気づくことも多いのですが、飛蚊症という黒い点がいくつか見えるようになります。
もしこの症状がある場合、片眼ずつチェックしてみてください。
どちらの目なのか。確認しておくことは眼科受診の際に必要になります。
しかし何の前兆もないことも少なくありません。

加齢で起こることも

網膜剥離は外傷や強度近視だけでなく、加齢でおこることもあります。あくまでも近視の人は網膜剥離に関してハイリスクということです。

眼底検査のすすめ

ドックや健診を受けてるから大丈夫!そう思っていませんか? ドックで受ける「眼底検査」の項目は網膜剥離は診断されません。なぜなら、剥離が起こる部分は写真には写らない隅っこから起こるからです。 眼科で使う特殊な検査薬を使わないと検査できないのです。 定期的な眼科受診をお勧めします。コンタクトレンズの定期受診の際に眼科医に相談してみると良いですね。

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