先日の韓国遠征以来、唐辛子と豚肉がマイブーム真っ只中です。

食欲の秋とはまさにその通りで、夏のダイエットを終えた体はスポンジのように栄養を吸収したがります。

特に唐辛子をはじめとした辛いものはご飯が進みまくります…

このままでは手持ちの洋服が悲鳴を上げ始めるのも時間の問題なので、そろそろ節制しなくてはと思いつつも既に夕食のことを考えながら執筆しちゃっております。

そんな食いしん坊体型にもぴったりな朗報が…

今年もStile Latinoのオーダー会を10/12(木)にヴィンチェンツォ氏本人を招いて開催いたします!!!!!

昨年のリニューアル以降、幅広いバリエーションとニットやシャツ、ネクタイなどブランドの世界観を体現する大阪のLatinoショップへ、この貴重な機会にぜひお立ち寄りください!

今回はオーダー会に際して、大まかな流れをご紹介させていただきました。

「オーダー会って敷居が高そう…」「なんか怖い…」などの不安をお持ちの方へ、そんなイメージを払拭し、オーダーならではの楽しさと魅力をお伝えできれば幸いです!

スペシャルゲストも登場しますのでお楽しみに〜

それでは第四話、よろしくお願いします!

2023.09.15 fri

第四話、爽籟の誂え品

宙を舞う極小の厄介者はいつの間にか姿をくらました。
頭上を覆う鰯雲が久しく忘れられた玄関先の雨傘に出番の訪れを告げる頃、心地よい金風が吹き込む街へ背広を纏って繰り出す楽しみを思い出した。

おや…?

ほほ〜ぅ
Stile Latinoのスミズーラか。
既製品のクオリティは言わずもがな素晴らしいが、自身の体型にさらにフィットさせられるとあればまさに至高の逸品だろう。

まずはモデルの選定。
店内に用意されている既製品の型は基本的に全て可能で、取り扱いがなくてもモデル名がわかれば作成できる。

王道のシングルの3つボタン「VINCENZO」は適度なラペルのボリュームとモダンなシルエット。
ヴィンチェンツォ氏が自身の名を冠する定番モデル。

Stile Latinoといえばのクラシカルなワイドラペルが特徴のダブルブレスト「LEO」
男らしくエレガントな胸周りと、ボタンを留めずにラフに着流しても様になる服好きを唸らせる風格ある佇まい。

来たるべく六花の舞い散る季節に備えてコートを用意するのも良策だ。

ダブルブレストの6つボタンでフラップポケット仕様というドレス感のある、定番モデルのチェスターコート「AIACE」
十分な可動域を確保する為、袖は前振りの三枚はぎという手間のかけ方は流石の一言。

お次は採寸。
秋の味覚を溜め込み始めたわがままボディにもしっかりとアジャスト。

一着ずつ人の手で裁断するからこそ既製の型紙から細かなサイズ調節が可能。
ウエストに合わせると太ももが突っ張りがちな私でもジャストサイズを手に入れられる。

上下でサイズをバラせるのもオーダーならでは。
組上の方が大きいサイズなのはまだまだ脚トレ不足の証拠と自身を戒める。

サイズゲージは42〜56までと幅広い体型の方に対応している。
特に既製品で展開外の体格の方には滅多にない機会だ。

左右差など体型のクセも細かくチェック。
やはりスーツはジャストサイズに限る。

生地選びはオーダーの最も心踊るひと時だ。

数百種類の銀河から自身と惹かれ合う恒星を見つけ出す。

非常に悩ましい…

そんな時は助言を求めるのも選択肢だ。
見覚えのある横顔の紳士に尋ねてみよう。

めるならコレでしょ!

英国調の茶系のグレンチェックに綺麗なブルーが織り込まれたクラシカルなスーツは気温の落ち着き始めた今時期が気分。
夏場に大活躍していた軽快なスリッポンの反動か編上げのセミブローグが恋しくなった。

白露を迎え、すすきを揺らす律の調に耳をすませながらも仕上がりを待ち望む心の躍動を抑え込んで帰路についた。

10/12(木)ring大阪
ジャケット¥400,000〜
オーダー会の詳細は コチラ


この度オンラインサイトにて新しいコンテンツを始めさせていただきましたring大阪の黒澤芽瑠(くろさわ める)と申します。皆様からは「めるる」と呼ばれています。 2022/9/23にリニューアルいたしました世界に一つのStileLatino常設POPUP店舗にて、僭越ながら担当として抜擢していただきました!
お立ち寄りの際はお気軽に「めるる」と呼んでください。

このコンテンツではSTILE LATINOの魅力をお客様へ存分にお伝えするには、自らがより深く当ブランドを理解することが必須であると考え、多くの製品に触れ、いずれは直接ナポリの工房に赴き、ものづくりの過程を現地視察することを目標とする人物が遠路途中で訪れる『寄り道』をテーマにお届け致します。

ringからStile Latinoを盛り上げる事を目標に掲げ、 この機会が少しでもその力添えになればと考えております。目的地であるナポリの工房まで、お付き合いよろしくお願い申し上げます!!


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めるの寄り道
〜STILE LATINOファクトリーへの軌跡〜

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