記事詳細
2013/12/10 07:00
こんにちは。
「オレンジヒール リペアセンター」店舗責任者の遠藤です。
12月に入り、急に寒くなって風邪をひいたり、体調を崩している方も多いようです。
皆様は、いかがでしょうか?
リペアセンターのスタッフも数人風邪をひいていますが、皆様からお預かりしている
修理品を少しでも早く、お届けしようと、日々頑張っています!
---------------------------------------------
東京のビジネス街を歩くと、ピンヒールのパンプスを履いて颯爽と歩く、
女性を多く目にします。
職業柄、つい足元に目がいってしまいます。
時々、ピンヒールのゴムの部分が完全にすり減っているパンプスを見ると
「はやく直してあげてください。靴がかわいそうですよ!!」
と心の中で叫んでしまいます。
このピンヒール。面積が小さいだけに、減りも早いです。(紳士靴とは比べ物になりません)
歩く距離にもよりますが、早いと1週間くらいで減ってしまうことも・・・
なるべく気軽に、早めに直して頂くために、オレンジヒールでは700円(税抜)という
価格設定にしています。
本日はピンヒールの修理作業工程を画像とともに、簡単に説明させて頂きます。
修理に使用するのは、前回ご紹介した「ウレタン素材 ピンリフト」です。
★修理前の状態です!
ゴムの部分がほぼすり減ってしまい、中から芯の頭(銀色の部分)が見えています・・・
これがリフト交換だけで済む、ほぼぎりぎりの状態です。
(本当はもう少し、早い段階でご依頼頂くのがベストです)
この状態で履き続けると、ヒール本体にダメージ(ヒビが入る、欠ける)を及ぼして
しまい、ヒール巻き替えやヒールブロック交換が必要となってしまいます。
リフト交換だけなら数百円で済むところ、そうなると、費用もかなりかさんでしまいます。
皆様も、一度ご自分の靴の状態をチェックしてみてくださいね!!
★それでは、いざ作業に!
1.最初にすり減ったゴムと芯を取り外します。
2.次に、ヒール本体のピンリフト取り付ける面を平らにします。
この作業時に、ヒール巻き革のめくれやまくり(ヒール内側にソール部分が張り付いている部分)が
剥がれている場合は、手直しします。
3.合ったサイズのピンリフトを選んで、取り付けます。
この材料は、12サイズ取り揃えていて、最適なものをお選び致します。
最後にできる限りオリジナルに近い状態になるよう、余分な部分を削り仕上げます。
4.完成です。
一見簡単作業のようですが、中にはピンが抜けなかったり、ヒールが15センチ
を超えるようなデザインも・・・
どの靴にも職人達は細心の注意を払い、心を込めて修理しています。
さあ、これで明日から、この靴もまた活躍できますね!!
↓ 婦人靴 かかとゴム交換(ピンヒール)700円(税抜)のご注文 ↓
こちらから承ります。
ご注文方法がよく分からない場合は、気軽にお問合せ下さい。
お困りのことや掲載されていない修理に関するご質問、ご相談も随時お受けして
おりますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしております。
※ お問い合わせ先 rc-orange-heal@shop.rakuten.co.jp
最終更新:2013/12/10 07:01