越前漆器 久太郎


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漆器マスター久太郎店長のお役立ち漆器用語講座


こんにちは、私たちは漆器久太郎のスタッフです!

「漆器商品の説明文を読んでも単語の意味がわからない…」

という漆器初心者の方へ向けての講座を開いてみました。
店長・副店長・スタッフの3人で漆器の用語をご説明いたします!

漆器マスター 久太郎店長
ちょっとおっちょこちょい
副店長
よくみけんにしわがよる
スタッフI(あい)ちゃん
いちばんしっかりもの


まずは漆の歴史から、名前の由来、工程等から勉強を・・・・
というおかたい話は今は、省きましょう。
あまり堅苦しく感じてほしくないので
そういうのは後回しにする作戦!
むむっ…(眉間にしわがよっている)
ということで!
「漆器の商品を購入するときに知っておきたい単語」
説明から入りたいと思います!
特に久太郎で扱う商品に多く使われている単語を
重点的に説明していきますね!

知っておきたい木地(素地)と塗料

漆器は材質によって、メリットや価格が違ってきます。
そのお勉強からはじめましょう!

木地(素地)…商品の素材です。材質によっての特徴をご紹介。
木製:モクセイ 天然の木を使ったものです。
保温効果があるので中のものが冷めにくく天然の材質なので、安全性があります。

木合:モクゴウ 木粉と樹脂の合成加工品です。
木製に比べお手ごろの価格。
木粉がまざっているので、PCに比べて保温性があります。

PC :プラスチック 樹脂品です。
お求め安い価格になっており、お気軽に使えます。



塗料…漆器には漆に似た化学塗料を使うことも。それぞれのメリットや特徴
天然の漆の木から取った樹液を加工したもの。
塗膜が厚く、漆独特のふっくら・しっとり感があります。
時間が経過するにつれて、丈夫になり使っているうちに艶や風合いが出ます。


カシュー カシューの木から採取した樹液を加工したもの。
漆に比べて安価ですが、擦り傷がつきやすいです。 スプレーで吹きつけ塗装します。


ウレタン 大量に生産できるので、漆に比べて安価ですし丈夫です。
スプレーで吹きつけ塗装します。


知っておきたい塗り(色)の種類
漆の色を色々と、ざっくり説明します。
ネットショップで商品を選ぶときには写真が頼りですが
撮影する日の天気や機材、お客様のパソコンモニターのスペックなど
もろもろの都合で現物の質感やイメージが伝わらない場合もございます。
ですので、塗りについてのワンポイントコメントで
少しでもイメージを共有できればと思います!


黒:クロ

黒です。「漆黒」。真っ黒です。

本朱:ホンシ 一般的に「朱」といいます。そのまんま朱色。

溜:タメ まず朱を塗った上に飴色の透き通った漆を塗ります。
上塗り漆の薄く掛かった部分は下地の朱がほんのり浮き出てやわらかなグラデーションになります。
また、時間がたつにつれて飴色の漆が透けて明るい溜色になり変化を楽しめる、お得な色。


古代朱:コダイシュ 朱より黒っぽく落ち着いた色です。

洗朱:アライシュ オレンジに近い朱です。

吟朱:ギンシュ 古代朱とほぼ同じです。

根来:ネゴロ フチが透けて黒く浮き出た風情の朱塗りの器の事です。
(根来寺のお坊さんが長年朱塗りの器を使っているうちにそのような風情になったことから付けられた名前)

目弾:メハジキ 木目の凹凸を生かす簡単な下地の上に上塗りしたもの。表面に木目の凹凸が浮き出ています。

白:シロ 白漆といいますが、クリーム色に近いです。

うるみ 朱と黒漆を混ぜ合わせて作った、こげ茶色の漆です。配分の加減で、明い茶や黒っぽい茶になります。

摺漆:スリウルシ 生漆を塗り、直後に布で摺り込むように拭き取るという塗り。木目模様の美しさを生かした塗りです。

木地呂:キジロ 透けて見える木目の美しさを楽しむ塗りです。木目の模様を生かすために透けた漆を塗り重ねていったものです。
摺り漆を数回行った木地に無油の木地呂漆を塗ったもの。


知っておきたい加飾の種類
加飾の種類は蒔絵から印刷までさまざま!
それぞれの技法や特徴についてご説明します。

蒔絵とは!?蒔絵の技法いろいろ。
上塗りした漆器の表面に漆を付けた筆で絵や模様を描き漆が乾かないうち金や銀の細かい蒔絵粉をまき付ける。
漆の付いた部分だけに、粉が接着して絵や文様が表れる装飾です。



高蒔絵:タカマキエ 表面を盛り上げたゴージャスな蒔絵です。
蒔絵漆を何度も塗り重ねて、立体感を持たせます。

消蒔絵:ケシマキエ 艶が無く明るい金色です。消粉の金粉を蒔く技法。

平磨蒔絵;
ヒラミガキマキエ
艶があり落ち着きのある色になります。
磨粉の金粉を蒔きその上から摺漆をかけ、
金粉を固め乾燥後砥石の粉などで磨き上げる技法。


研出蒔絵:
トギダシマキエ
蒔絵が漆に封じ込められているので表面が
フラットになりとても高級感があります。
粉をまき付けた後、前面に漆を塗り重ね金銀の粉が出てくるまで
研ぎだして仕上げる技法。


箔絵(切箔):
ハクエ(キリハク)
金箔を漆で貼り付けたもの。蒔絵とは違った革のような風情があります。

漆絵:ウルシエ 赤や緑、黒、黄色、等の色漆を用いて描かれたものです。


その他の技法

沈金:チンキン のみ等で彫る細い線や大胆な線などが美しい技法です。のみで彫った溝に漆をかけ金粉や金箔、朱の粉、硝煙等をまいたものです。

印刷:インサツ 技術が進歩しているので、細かい線が美しく表現でき様々な色が使えます。
大量に加工できるため豪華な柄や模様がリーズナブルに付けられます。シルクスクリーンやパット印刷という技法があります。


さて、これでこの講座は終了です。
お疲れ様でした!

そして、ここまで読んで下さった貴方は
LV1漆器マスターになりました!

LV2の講座はこちら「漆器の上手な使い方」にお進みください!
今後、「こんなことについて説明してほしい」等の
ご要望があれば常に追加更新していきたいと思っています。

メールお待ちしています!【ご要望はこちらまで】




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