ノロウイルスは、ウイルスが付着した食べ物を摂取する事で感染します。その後、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛を起こします。特に、赤ちゃんは手にしたものを何でも口にしますので、赤ちゃんが手にする物は徹底して消毒しましょう。
人の嘔吐物に含まれているノロウイルスは、一定期間その場所で「生存」する能力があります。
特に絨毯や布団に嘔吐物が付着した場合、適切な対処を怠るとウイルスは数日間活動的な状態を保ち、やがてホコリと共に「空気中に拡散」されてしまいます。このような状態が生じると、急速に感染者数が増加するリスクが高まります。
ノロウイルスは感染力が強いため、感染した人の看病をした人が、吐しゃ物を介して二次感染するケースが多く、適切な汚物の処理が求められます。触れた箇所の消毒や、除菌を行わないと感染者を広めてしまう危険性があります。
ノロウイルスは、食品から感染するよりも、人から人へ感染するほうが、3倍以上多いとされています。
ノロウイルスはアルコール消毒や約40℃の高温にも耐性を持ちます。また、乾燥や酸性の環境にも頑強に耐える特性を持ち、水中でも生存することが出来る非常に強靱なウイルスです。
厚生労働省の指針によると、ノロウイルスの消毒には、1,000ppm以上(0.1%以上)の濃度を持つ「次亜塩素酸ナトリウム」や、40ppm以上の「次亜塩素酸水」を使う事が推奨されています。特に、嘔吐物の除去・消毒を行う場合には、500ppm以上の高濃度「次亜塩素酸水」を使用し、徹底的に消毒する必要があります。
ノロウイルスは、わずか100個以下の微量でも感染するほど、非常に強い感染力を持つウイルスです。
感染初期の病原体数は100個以下であっても、その増殖力は極めて高く、短い潜伏期間を経た後、症状が現れるタイミングで、ウイルスの量は劇的に増加しています。
具体的には、吐しゃ物の中では約1万〜10万個/g、便中には約10億個/gの濃度にまで増えるとされています。感染者の体液を介した感染リスクは非常に高く、感染対策が重要となります。
最短1日(24時間ほど)の潜伏期間でノロウイルスは爆発的に増加しますので、嘔吐物には徹底した消毒が必要です。
※逆に言えば、感染者と接触しても潜伏期間である2日を経過し、下痢や嘔吐の症状がなければ感染していないとも考えられます。