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ノロウイルスの潜伏期間に注意 ノロウイルスの潜伏期間に注意 ノロウイルスの潜伏期間に注意

ノロウイルスの潜伏期間と
主な症状

ノロウイルスの主な症状は、嘔吐と下痢です。
ノロウイルスに感染すると、24〜48時間ほどの潜伏期間を経て「37〜38度」程度の発熱と腹痛、激しい下痢や嘔吐を繰り返す、食中毒に似たような症状が現れます。
症状が落ち着いても7〜10日間、長い場合は1ヵ月間ほど、便からノロウイルスの排出が続くとされています。
周りに感染者がいない場合は、通常は前日か前々日に食べた食べ物に、ノロウイルス(※種名:Norwalk virus ノーウォークウイルス)が付着していたと考えられます。
ウイルスのイメージ図
ノロウイルスの症状
ノロウイルスの症状として、初期に微熱が出ることが多いのですが、大抵はいきなりの下痢と嘔吐にみまわれます。
ノロウイルスの症状
突然腹部に刺すような痛みが始まり、次第に増強し、圧迫感や不快感が伴い、さらには吐き気を引き起こします。 ※我慢できず、突然嘔吐物を吐いてしまうのが特徴です。

一般的には嘔吐は2、3回で落ち着くことが多いと言われていますが、実際には1日に数回吐く方も少なくありません。 ※嘔吐は我慢する必要はありませんが、脱水症状には注意しましょう。

やがて、吐き気が治まると今度は下痢になり、水のような便がでます。
※水便には大量のノロウイルスが含まれています。

ノロウイルスは冬場に多い「感染性胃腸炎」の一種ですが、健康な成人の方なら、ほとんどの場合1〜2日ほどで落ち着き、後遺症が残ることもありません。

免疫力の強い人であれば、感染しても下痢や嘔吐に苦しまなくてもよい場合や、軽い風邪のような症状で治まる方もいます。しかし、免疫力の低い乳幼児、5才前後の小児、高齢者の場合は症状が重くでたり、長引くことがあるので注意が必要です。
ノロウイルス発症の原因と
感染経路
ノロウイルスは、ウイルスが付着した食べ物を摂取する事で感染します。その後、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛を起こします。特に、赤ちゃんは手にしたものを何でも口にしますので、赤ちゃんが手にする物は徹底して消毒しましょう。
赤ちゃんが手にする物は徹底して消毒しましょう
人の嘔吐物に含まれているノロウイルスは、一定期間その場所で「生存」する能力があります。

特に絨毯や布団に嘔吐物が付着した場合、適切な対処を怠るとウイルスは数日間活動的な状態を保ち、やがてホコリと共に「空気中に拡散」されてしまいます。このような状態が生じると、急速に感染者数が増加するリスクが高まります。

ノロウイルスは感染力が強いため、感染した人の看病をした人が、吐しゃ物を介して二次感染するケースが多く、適切な汚物の処理が求められます。触れた箇所の消毒や、除菌を行わないと感染者を広めてしまう危険性があります。

ノロウイルスは、食品から感染するよりも、人から人へ感染するほうが、3倍以上多いとされています。

ノロウイルスはアルコール消毒や約40℃の高温にも耐性を持ちます。また、乾燥や酸性の環境にも頑強に耐える特性を持ち、水中でも生存することが出来る非常に強靱なウイルスです。

厚生労働省の指針によると、ノロウイルスの消毒には、1,000ppm以上(0.1%以上)の濃度を持つ「次亜塩素酸ナトリウム」や、40ppm以上の「次亜塩素酸水」を使う事が推奨されています。特に、嘔吐物の除去・消毒を行う場合には、500ppm以上の高濃度「次亜塩素酸水」を使用し、徹底的に消毒する必要があります。
ウイルスをスプレー除菌
ノロウイルスは、わずか100個以下の微量でも感染するほど、非常に強い感染力を持つウイルスです。 感染初期の病原体数は100個以下であっても、その増殖力は極めて高く、短い潜伏期間を経た後、症状が現れるタイミングで、ウイルスの量は劇的に増加しています。

具体的には、吐しゃ物の中では約1万〜10万個/g、便中には約10億個/gの濃度にまで増えるとされています。感染者の体液を介した感染リスクは非常に高く、感染対策が重要となります。

最短1日(24時間ほど)の潜伏期間でノロウイルスは爆発的に増加しますので、嘔吐物には徹底した消毒が必要です。 ※逆に言えば、感染者と接触しても潜伏期間である2日を経過し、下痢や嘔吐の症状がなければ感染していないとも考えられます。
ノロウイルス
感染後の治療は?
ノロウイルスに感染した場合、ほとんどのケースで自宅療養が推奨されます。しかし、重篤な脱水症状や持病によるリスクが考えられる場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。特に乳幼児や高齢者においては、重症化のリスクが高まります。

ノロウイルスは、小動物を用いた培養が成功していないため、ワクチンや特定の抗ウイルス剤の開発が難航しています。 そのため、医療機関でので治療は、発熱・腹痛・下痢・嘔吐など、その症状を和らげる対症療法が中心となります。

ノロウイルスの感染は、患者の便や嘔吐物からウイルスを検出することで確定診断が可能です。 しかし、多くの場合、症状は数日で自然に回復するうえ、ウイルス検査は保険適用外であるため、一般的な診療所や病院では必ずしも詳細な検査が行われるわけではありません。
ノロウイルス 感染後の治療
ノロウイルスに感染したら、水分補給をしっかりと行い安静にするのが大切です
健常者であれば、症状が改善するまでの1〜2日間は安静に過ごすだけで十分です。嘔吐や下痢で体内の水分が失われやすいため、経口補水液やスポーツドリンクなどをこまめに摂取し、水分補給をしっかり行いましょう。乳幼児や高齢者など抵抗力が弱い方は特に注意して下さい。


やってはいけない自己治療法
ノロウイルスに感染すると、激しい嘔吐や下痢に苦しむことが多いですが、この時に「吐き気止め」や「下痢止め薬」を自己判断で服用するのは避けるべきです。これらを使用すると、かえって回復が遅れる場合があります。

嘔吐や下痢は、ウイルスを体外に排出するための重要な働きです。無理に下痢を止めると、腸内にウイルスがとどまり、急速に増殖してしまいます。

もし症状がつらくて耐えられない場合は、医師に相談することをおすすめします。
ノロウイルスは進化する
ノロウイルスはその高い変異率により、さまざまな遺伝子型を持つウイルスとして知られています。特に注目されるのが、GII/4タイプの新型ウイルスです。この型は、過去にノロウイルスの大流行を引き起こしています。

ノロウイルスの特徴として、一度感染したからといって完全に免疫がつくわけではないことが挙げられます。 ノロウイルスには多くの遺伝子型が存在するため、異なる型のウイルスに何度も感染する可能性が

過去2016年には新型のノロウイルスが発見され「過去最悪といわれた2006年の患者数」を上回る集団感染が懸念されました。
※参考:zakzakby夕刊フジ 立体構造は川崎市健康安全研究所提供
研究者
空気が乾燥し、ウイルスが活発になる冬場には特に注意してください。


日本ではどのくらい
ノロウイルス感染症が起きているのか
ノロウイルスは2006年・2012年・2016年の年末に大流行しました。これらの流行は、いずれも「新型ノロウイルス」によるものとされています。

厚生労働省の調べによると、2013年は総事件数931件の食中毒のうち、約35%にあたる328件がノロウイルスが原因とされています。

患者数では約60%にあたる1万2672人もの人が食中毒を起こしており、件数、患者数共に第1位の原因になっています。※ノロウイルスは感染性胃腸炎の一種です。


遺伝子変異によって生まれた新型ノロウイルス
ノロウイルスは遺伝子の違いによって40種類以上ものタイプが存在しており、これらが変異することがあるのです。

2012年に流行したノロウイルスもこの2006年に流行したものから変異したものでした。 この新型ノロウイルスはオーストラリアで初めて発見された為「シドニー2012」と名付けられています。

日本ではこの新型のノロウイルスの存在は2012年1月に確認されました。「シドニー2012」は2006年に流行したものに比べて、消化器官に感染しやすく変異したことが特徴です。

また、より少量のウイルスでも強い感染症を引き起こし、その潜伏時間も数十時間〜数日と短くなっています。

健康な大人だと免疫力が高いため、感染症にかからなかったり、軽い風邪程度の症状で済むことが多いのですが、新型はそんな大人相手でも強い胃腸炎を引き起こす傾向があると指摘されています。つまり、非常に感染力が高まく、より危険な型に進化したのだと言えます。

特に、赤ちゃんがいる家庭では心配です。乳幼児がノロウイルスに感染すると、大人よりも数十倍から数百倍のウイルスを下痢や嘔吐物により排出する為、周りへの感染力もすさまじいものになります。 乳幼児のいる家庭では、常に清潔にすることを心がけてください。

小さいお子様がいる家庭での安全なふき取り除菌方法といえば、次亜塩素酸水です。有機物にふれると水に性質がある為、赤ちゃん用品でも安全にご利用頂けます。
そもそも
ノロウイルスってなに?
食中毒は細菌性食中毒、化学性食中毒、フグなどの自然毒による食中毒、ウイルス性食中毒、寄生虫食中毒の5つに分類されます。
食中毒の中のノロウイルスの分類
ノロウイルスはウイルス性の食中毒を引き起こす代表的な病原体の一つです。特に冬場に感染症を引き起こしやすいのが特徴で、冬に発生する食中毒の約9割はノロウイルスが原因とされています。

ノロウイルスは他の細菌類と比べてみても、その大きさは非常に小さく、体長約30ナノメートル(1ナノメートル=100万分の1ミリ)しかありません
ノロウイルスの大きさ 30ナノメートル
食中毒の原因菌として有名な「0-157 腸管出血性大腸菌」が1.5マイクロメートル、「サルモネラ菌」で0.5マイクロメートル(1マイクロメートル=1000ナノメートル)の大きさです。これらと比べても、ノロウイルスがいかに小さなウイルスなのかが分かります。

ノロウイルスは他の細菌とは異なり、人の腸管内で爆発的に増殖する特徴があります。さらに、冬場に感染のピークを迎えるなど、独自の性質を持っています。


食中毒を起こす細菌の特徴
・付着した食品の中で増殖する
・一年中発生するが一番多いのは夏場
・培養できる
※いわゆる腐った食べ物を食べる事により発生する食中毒


ノロウイルスの特徴
・食品内では増殖せず人の腸管内で増殖する事が出来る
・一年中発生するが一番多いのは冬場
・培養できない
・感染力が高く少量(100個以下)でも発症し人の腸管内で増殖する
・エンベロープウイルスでありアルコールに耐性がある

ウイルスとは「エンベロープ(脂質膜をまとったタイプ」と「ノーエンベロープ(まとっていないタイプ)」に種類が分けられており、エンベロープ型はアルコールに対して耐性があります。

ノロウイルスは1968年にアメリカのオハイオ州ノーウォークの小学校で起きた、集団の急性胃腸炎患者の便から検出されました。当時は発見された土地の名を冠した「ノーウォークウイルス」と呼ばれました。1972年に電子顕微鏡でとても小さな球形の菌であることが分かった為「小型球形ウイルス(SRSV)」とも呼ばれました。

ノーウォークウイルスの発見後、さまざまな非細菌性の急性胃腸炎を起こす小型球形ウイルスが発見されましたが、ノーウォークウイルスの仲間とそうでない仲間(サッポロウイルス属)とに分類されることが分かりました。

ノロウイルスの名称が正式に決定したのは、2002年にパリで開催された第12回国際ウイルス学会の場でした。 この学会で、それぞれのウイルス名の頭文字を取り、ノーウォーク様ウイルス属を「ノロウイルス」、サッポロ様ウイルス属を「サポウイルス」とすることが承認されました。
ノロウイルスと
牡蠣(カキ)の関係について
牡蠣
ノロウイルスは、これまで「牡蠣」などの二枚貝を介して感染する食中毒菌に近い存在と考えられてきました。 しかし近年では、ヒトからヒトへの感染や、感染者が触れたモノを介した間接的な感染も確認されており、「感染症」としてのリスクも高いと危険視されるようになっています。

※牡蠣には、夏場が旬の岩牡蠣(イワガキ)と、冬場が旬の真牡蠣(マガキ)があります。夏場に食べる岩牡蠣は深海に生息している為、ノロウイルスの付着率は非常に少ないと言われてます。それに対して、冬場に食べる真牡蠣は、浅瀬に生息している為、ノロウイルスの付着率が高く注意が必要です。

ノロウイルスは牡蠣などの二枚貝にもともと生息するウイルスではなく、外部から入り込んだウイルスになります。二枚貝への感染は、例えば下水道から海へ流れ出てたウイルスが巡り巡って二枚貝に付着するといった事が要因となります。
※牡蠣以外にも、ハマグリやシジミ、アサリなどからもノロウイルスの感染事例は報告されています。

ノロウイルスの大きさは非常に小さい為、手のしわや爪の間などに入り込み、経口感染を起こしやすいのが特徴なので、触るだけでも危険です。しかも、10個〜100個程度の少量でも下痢や嘔吐を引き起こすという、なんとも厄介な存在です。

乾燥しやすい冬の時期(11月から翌年3月まで)は、手指消毒は必須です。お部屋には除菌スプレーを常備しておき、こまめにお部屋を除菌するようにしましょう。 指先や手のひらを清潔にし、ウイルス感染予防を心がけましょう。感染の可能性がある場合は、特に爪の中をキレイにすることが大切です。  
ノロウイルスに
汚染された食べ物
汚染された食べ物
ノロウイルスに汚染された二枚貝や野菜を生で食べたり、あるいは不十分に加熱調理された状態で摂取する事によりノロウイルスに感染します。 ※過去には加熱が不十分であった「カキフライ」からの感染も報告があります。

また、ノロウイルスに汚染された井戸水からの感染や、汚染された水によって成長した野菜などからの感染報告もあります。

特に驚かされたニュースとして、2012年のドイツでは「イチゴ」からのノロウイルス感染が報告されており、患者数も10,000人以上と記録されています。

食品製造に従事する人や飲食店で働く人、家庭内で料理を作る人が感染した場合は、その人を介して汚染された食品を食べる事での感染の可能性もあります。※ノロウイルスは熱に強いため100度前後で1分以上の加熱が必須です。


ヒトからヒトへの直接的な感染
家庭や学校、職場など人が大勢集まる場所は感染の危険性が高まります。会話、くしゃみ、咳などによって飛び散る感染者の「唾液」や「しぶき」を吸入してしまったり、口や粘膜に入り込んでしまい直接感染するケース(飛沫感染)があります。

大勢集まる場所は 感染の危険性 が高まります


ノロウイルス感染者からの間接的な感染
スイッチやドアノブなど感染者が接触した物を介してウイルスが運ばれます。また、感染した人の便や吐しゃ物を介しても同じことが言えます。
ドアノブ 感染


ノロウイルスは生命力も強く、さまざまなルートで感染が広がるとされている為、感染の対策は徹底した対応が必要とされています。
ノロウイルスを予防するには
手洗いをしっかりする事が基本
手洗いの大切さ
ノロウイルスの予防だけでなく、すべての感染症の予防の基本となるのが「手洗い」です。

特に、外から帰宅した時やトイレの後は、手に細菌が付着していると考えましょう。 また、食事の前には、手についた細菌が食べ物を介して体内に入るのを防ぐために、しっかりと手を洗うことが大切です。

ノロウイルスは一般的な細菌の30分の1から100分の1ほどの非常に小さいウイルスです。爪の内側やふちのところ、指の又の部分、手のひらのしわの中など、洗い方が不十分になりがちな部分は、石鹸を使って重点的に洗いましょう。


調理で予防!中心部まで十分に加熱処理したものを食べよう
カキをはじめとする浅瀬に生息する二枚貝には、ノロウイルスが蓄積されている可能性が否定できません。 特に、安全なルートで入手していない食品の場合は、感染リスクが高まるため、十分な加熱調理が推奨されます。

ノロウイルスが活性化する冬の時期は、生食は出来るだけ避けて加熱処理をしましょう。100℃前後で90秒以上の加熱が必要とされています。


掃除と消毒をしっかり行う
ノロウイルスは水道の蛇口やドアノブ、便器など、多くの人が触れたり使ったりするものに付着し、それを触った人に二次感染を起こします。

トイレの手洗いなどは一見きれいなようでも、常に水しぶきと共に汚れが飛び散っていることが多く、感染の危険性が高い場所です。

また、キッチンのまな板や包丁、布巾なども人の手を介して菌が移りやすいところです。毎日しっかり洗って消毒しましょう。

ノロウイルスは通常の石けんやアルコールでは十分に消毒できないので、次亜塩素酸水や亜塩素酸ナトリウムでの消毒が必要です。  
ノロウイルスの感染対策
ノロウイルス の 感染対策
ノロウイルスは極めて高い感染力を持つため、感染対策は非常に重要です。 感染者の嘔吐物や排泄物は、ノロウイルスを大量に含んでおり、これらを直接触れることで容易に感染します。このため、感染者の排泄物を取り扱う際には、十分な保護を心掛けることが求められます。

ノロウイルスを確実に除去するための消毒方法は、厚生労働省が推奨する「次亜塩素酸ナトリウム」や「次亜塩素酸水」の使用が最も効果的です。一方、アルコール消毒はノロウイルスに対する効果が期待できないため、これを用いての消毒は避ける必要があります。

作業時の安全を確保するためにも、ビニール手袋やマスクを着用することが推奨されます。また、感染者の嘔吐物を拭き取ったタオルや使用済みの手袋などは、適切に消毒した後、正しく廃棄して下さい。ノロウイルスの感染拡大を防ぐためには、適切な知識と注意深い行動が求められます。
 
大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
監修著者:大名町スキンクリニック 院長 橋本 慎太郎
金沢大学医学部卒、美容皮膚科クリニックを運営
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