2006年と2012年の年末、そして2016年の年末に「大流行」したのが「新型ノロウイルス」とされています。
※2012年の時に流行したノロウイルスは2006年の時とは遺伝子タイプの違う「新型ノロウイルス」だったのですが、さらに、2016年の年末に流行したもタイプも、さらなる新型ではないかと言われています。
ノロウイルスは遺伝子の違いによって40種類以上ものタイプが存在しており、これらが変異することがあるのです。
2012年に流行したノロウイルスもこの2006年に流行したものから変異したものでした。
この新型ノロウイルスはオーストラリアで初めて発見された為「シドニー2012」と名付けられました。
日本ではこの新型のノロウイルスの存在は2012年1月に確認されています。「シドニー2012」は2006年に流行したものに比べて、消化器官に取り付きやすく変化したのが特徴です。
また、より少量のウイルスでも強い感染症を引き起こし、その潜伏時間も数十時間〜数日と短くなっています。
健康な大人だと免疫力が高いため、感染症にかからなかったり、軽い風邪程度の症状で済むことが多いのですが、新型はそんな大人相手でも強い胃腸炎を引き起こす傾向があると指摘されています。つまり、非常に感染力が高まく、より危険な型に進化したのだと言えます。
ノロウイルスは「シドニー2012」以外にも毎年のように変異しているものがある為、一度感染しても安心できないのが怖いところ。
特に、赤ちゃんがいる家庭では心配です。乳幼児がノロウイルスに感染すると、大人よりも数十倍から数百倍のウイルスを下痢や嘔吐物により排出する為、周りへの感染力もすさまじいものになります。 乳幼児のいる家庭では、常に清潔にすることを心がけてください。
小さいお子様がいる家庭での安全なふき取り除菌方法といえば、
次亜塩素酸水です。有機物にふれると水に性質がある為、赤ちゃん用品でも安全にご利用頂けます。