紫外線はシミ、シワなど肌老化の大きな原因のひとつです。
お肌に悪いと分かっていても、つい紫外線対策を忘れて出かけてしまったことはありませんか?
紫外線量は夏だけでなく年中降り注いでいます。
そこで正しい紫外線対策をして綺麗で元気な健やか肌を保ちましょう!
母子手帳から「日光浴」の必要性に関する記述が1998年になくなり「外気浴」となったのはご存知でしょうか。以前は、日光浴で紫外線に当たると体内でビタミンDを合成し、骨粗鬆症などの病を防ぐと考えられてきたためです。
ですが、最近では食生活から必要なビタミンDを摂ることができます。また1日に必要なビタミンDを作るためには、1日15分程度
紫外線を浴びれば十分であると言われています。むしろ、紫外線による肌や健康への悪影響の方が懸念されています。
紫外線ダメージでたちが悪いのは数年後…かなり年数がたってから肌に現れてくること。
何故かというと紫外線は、皮膚の下の層の組織によって保たれている肌の弾力、ハリへ徐々にダメージを与えて部分的に消失させてしまうから。そして消失した部分だけが知らない間に凹んで細かなシワとなって現れてきます。
実は春や秋、そして冬でも多くの紫外線が降り注いでいます。
例えば、夏にSPF20の日焼け止めを塗った場合と、12月に何も塗らなかった場合と比べたとき、実は12月の方が5倍も強い紫外線を浴びています。
ということは…1年を通して紫外線対策が必要になりますね。
特に4月から紫外線量はグンと増えます!
日焼け止めを選ぶ時皆さんは、SPF値とPA値を参考にするかと思いますが、数値が高いと紫外線を防ぐ効果も上がります。でも、その分お肌への負担は大きくなってしまいます。 値が高いものを選んで使い続ければいいという訳ではなく、レジャーで使うのか?日常使いなのか?とシーン、用途で使い分けていただくことをおすすめします。
シーン | 【SPF値】 UV-Bに当たると… 肌が赤くなります。この症状が出るのをどのくらい引き伸ばせるかという数値 |
【PA値】 UV-Aに当たると… 肌の奥でメラニンを作り、褐色になります。この症状が出るのをどのくらい引き伸ばせるかという数値 |
日常使い | SPF10〜20程度 | PA+(効果がある) |
お出かけ 軽いスポーツ |
SPF20〜30程度 | PA++(かなり効果がある) |
海やリゾート地 | SPF30〜 | PA+++(非常に効果がある) |
●SPF、PA値の測定方法
UVケアの数値測定には2種類の方法があります。
・アナライザー試験(機械を使い試験をした数値)
・日本化粧品工業連合会(JCIA)測定法基準により
国内で実際にヒトにご協力いただき測定した数値があります。
実際にヒトの肌にのせて測定した数値の方がより確実なものになります。
日焼け止めを使ってお肌が荒れてしまった…そんな声をよくお聞きします。
日焼け止め製品には紫外線を吸収し熱などに変えるという化学成分(紫外線吸収剤や合成界面活性剤)が含まれているものが多く、それが原因で肌荒れに悩まされる方が多くいます。
かといって紫外線対策をしないと、単なる日焼けだけでなく大切な肌の組織にまでダメージが蓄積してしまい肌老化の原因になります。
そこで、日常使いならノンケミカルサンスクリーンの日焼け止めがオススメです。
肌の表面で吸収して紫外線をエネルギーに変えて放出します。
紫外線対策の効果が高いので、SPF値が高い日焼け止めにはよく使われています。
レジャー地、海で遊ぶ時にはおすすめです。
ただ、効果が高い分お肌への負担も強くなりますし、落とす際も負担になります。
ノンケミカルサンスクリーンと言われる紫外線散乱剤は、乱反射させて紫外線が肌の内部に入るのを防ぎます。
紫外線吸収剤に比べて効果が弱くなりますが、お肌への負担は少なく、赤ちゃん、お子様向けのやさしい日焼け止めに使われています。
特に紫外線が強くなる春からは、お肌を守るために日焼け止めを塗るのも大切ですが、日傘や帽子、目を紫外線から守るためのサングラスなども合わせて予防しましょう。服は白色のものよりも黒色の方がいいと言われています。また朝UVケアをして終わりではなく、こまめに塗りなおすこともお忘れなく。
お化粧している場合は、UVケアが出来るパウダーを選び、お化粧直しをしましょう。