暑い日が続いていますが、冷房をよくかけたり、冷たいドリンクやアイスクリームをたくさん召し上がっていませんか？暑い夏はこうして身体の芯を冷やしてしまっている方が多くいらっしゃいます。今回はそんな『夏冷え』についてです。



　『夏冷え』はどんな影響をもたらすのでしょう？
暑いからと身体の内側をどんどん冷やしていくと、胃腸など消化器管から調子を崩し、ひいてはホルモンバランスまで大きく崩れてしまいます。すると、夜眠ってもあまり深く眠れず、疲れが残ったままの身体は免疫力も低下し、さらに冷えやすい状態に。

　内臓の冷えは、それだけで身体の不調すべてに繋がってしまいます。しかも、日中蒸し暑く汗をかく夏は、身体の芯が冷えていること自体に、とても気がつきにくいので注意が必要です。。




　とはいえ暑さをただ我慢、というのでは続けられません。
そこで、体感は涼しいのに、身体の芯を温める作用のある「ミント」を味方につけて、夏の暑さと冷えを一度にすっきりさせてしまいましょう！

　ペパーミントやアップルミントなどは自生しやすく、一度植えたら翌年も生えてくる優れものです。市販のハーブティーもいいですが、普段から育てている方は、ぜひ摘みたてを生のままポットに入れてお湯を注ぎ、ミントティーを作ってみてください。ミント種に多く含まれるメントールという成分が、スースーとした感覚を作り出すのでスッキリします。ミントティーが余ったら、そのままその日のフェイシャル＆ボディローションとしてもご使用いただけます。



　さらに、ミントはお風呂でも大活躍。湯船にミント、または天然塩にミントの精油を数滴加えた特製バスソルトを入れ、ぬるめの温度でゆっくり入浴すると、心地のよい清涼感と共に発汗作用でたくさん汗をかくことができます。

　人間は汗で体温調節を行っていますが、冷暖房の影響で汗腺の働きが弱まり、汗をかきにくくなってしまいました。たっぷりと汗をかくと、体内の毒素が解毒され、疲れが取れやすくなります。ミントを加えた入浴剤こそ、夏バテ防止に効果的です！

　私の大好きな『飛騨清見ハーブのお風呂』には、アップルミントが入っているので夏の入浴にもぴったり。しっかり温まった身体は芯からゆるみ、夜も深い睡眠をとることができるようになります。

　冷えが身体にとって負担になるのは冬も夏も同じ。ミントの力を借りて、涼しいのに冷えない『夏冷え』対策を行ってみてくださいね。

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