こんにちは。今日は私のアレルギー体験談をお話します。
少しでも同じように悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

　私は気がつけば、とても小さな頃からアレルギー体質でした。少しのことでかぶれたり、かゆみが出たりむくんだり。そして毎年春や秋になると風邪を引く子供といわれ、常に鼻は詰まり気味。耳鼻科通いが日課の薬漬けの小学校時代を過ごしました。
　肌のかゆみのひどかった幼少期の後、思春期にはかゆみが少し治まったかわりに、ニキビが大量に発生。ステロイド軟膏を手放せず、しかしつけても治らず、そのうちに鏡を見るのが嫌になり、いつもうつむいて周りの目ばかりを気にして過ごしていた中学校時代でした。その頃、ようやく毎春秋の風邪の症状は「アレルギー性鼻炎」だと分かり、免疫抑制剤とステロイドの点鼻薬を処方されるようになり、その後も何の疑問も持たずに薬で症状を抑えて過ごしていました。

　しかし、段々と処方される薬が効かなくなり、どんどん強い作用の薬へ。少し怖いな、という気持ちはあるものの、薬を飲まないで過ごせる方法が分からず、漠然とした不安から目を背けていました。
　そして、成人し再び肌のかゆみが現れるようになりました。　　 　アレルギー体質にストレスと食事が関係していると気がついたのは、社会人となり編集者として働いていた頃のことです。特に発酵食を取材したことがきっかけで、食生活を大きく見直しました。

　日本独自の伝統的な発酵食は、酵素や微生物たちが生きています。そして温度に気をつけて発酵食を食べることにより、体内の常在菌のバランスを保つことができるという話を聞き、自然調味料の醤油や味噌、漬け物などの発酵食をたくさん取り入れたり、ここ数年は発酵食を手作りするようになり、麹を使った甘酒や手前味噌作りが楽しみとなっています。　

　カラダの細胞は、すべて食べ物で作られています。よく考えれば当然のことですが、食べるという行為はあまりにも自然すぎて、気がつくのに大変時間がかかりました。何を食べたときにかゆみが出たり調子が悪くなるのか。カラダの声にじっと耳を澄ませると、次第に自分の変化に気がつくようになります。

　私の場合は、酸化した油や化学調味料の取り過ぎ、野菜不足でカラダがだるくなり、胃腸の調子が悪くなり、最終的にかゆみに繋がることに気がつきました。
　そして、眠れない日々や極端な睡眠不足が続くと、カラダの疲れが取れなくなり、ストレスで肌にかゆみやニキビが現れることも。リフレッシュせずに生活していると、背中や首肩がこり、むくみやすくなり、全身の代謝が悪くなることにも気がつきました。

　そのため、６年程前から食事は有機野菜と果物を中心にしています。
　睡眠はゴールデンタイムの22時から午前２時までの間に眠るようにし、アロマテラピーなどの植物療法で植物の香りの力を借り、心をゆるめてリラックスして生活することを心がけています。（次回へ続く）

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