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自然素材の手作りコスメ
自然素材の手作りコスメ

最近、エッセンシャルオイル・植物オイル(キャリアオイル)・フローラルウォーターなど自然素材を使用した手作りコスメが、こだわりの女性にじわじわ浸透しつつあります。 ここでは、それに美容原液を加えた化粧品レシピを紹介します!お肌のお悩み、季節や肌質等に応じた手作りコスメをお楽しみください。

  • 化粧水
  • クリーム
  • クレイパック
  • リップクリーム
  • 香水

化粧水の作り方約60mLの化粧水ができます
(使用期限:冷蔵庫保存で約2週間)

化粧水は欠かすことのできない基本のスキンケア。比較的簡単に作れるので手作りコスメ初心者にはおすすめです。お肌の状態に合わせてエッセンシャルオイルや美容原液を選べば保湿効果もアップ!2種類以上のエッセンシャルオイルをブレンドするのがおすすめです。美容原液も加えて、お肌にやさしい化粧水をたっぷり与えましょう!

虫除けスプレーも作り方は同じです。
保湿性が必要でなければ『精製水』と『エッセンシャルオイル』だけでもOKです。


【材料】

【器具・保存容器】

【作り方】

  • ?ビーカー(ガラスコップでもよい)などにグリセリン、エッセンシャルオイルを入れ、よく混ぜます。美容原液や無水エタノールを入れる場合はこの時点で入れます。

    1.ビーカー(ガラスコップでもよい)などにグリセリン、エッセンシャルオイルを入れ、よく混ぜます。美容原液や無水エタノールを入れる場合はこの時点で入れます。

  • ?精製水またはフローラルウォーターを?に加えてよく混ぜます。

    2.精製水またはフローラルウォーターを?に加えてよく混ぜます。

  • ?容器に移したら完成です。使用する時にはよく振ってからお使いください。

    3.容器に移したら完成です。使用する時にはよく振ってからお使いください。

  • ●作るときに使用する器具や容器は、きれいに洗浄し、アルコール消毒などをして清潔にしてからお使いください。
  • ●無水エタノールを入れることにより、エッセンシャルオイルと精製水が混ざりやすくなります。
  • ●美容原液はそのままでもお肌に使用できるので、保湿効果を高めるために高濃度配合も可能です。
  • ●エッセンシャルオイルはプラスチック(樹脂)との相性がよくないのですが、ここで紹介するレシピのように1%以下の場合は、樹脂容器に入れても全く問題ありません。
おすすめのエッセンシャルオイル おすすめの美容原液
乾燥肌に カモミールローマン、ラベンダー プロテオグリカン原液、ヒアルロン原液
脂性肌に サイプレス、ローズマリー ユーカリエキス原液
ニキビ肌に ティートリー、ラベンダー、
ローズマリー、レモングラス
ローズマリーエキス原液
日焼けによるシミ・クスミに イランイラン、カモミールローマン、
ゼラニウム
プラセンタ原液※、ビタC原液
エイジングケアに パルマローザ、ゼラニウム プロテオグリカン原液、コラーゲン原液
虫除け、虫さされ後のケアに ペパーミント、スペアミント、
ティートリー、レモングラス、
ラベンダー
プロテオグリカン原液、ヒアルロン原液

※プラセンタを使用した場合は冷蔵庫保管してください。

【使い方】

  • ●洗顔後、手のひらに適量をとり、お顔全体になじませてください。
  • ●乾燥が気になる部位には多めに塗布し、スキンケアの最後にクリーム等で保湿してください。
  • ●スプレー付容器に入れて、夏場の虫除けや虫さされ後のケアにお使いください。

クリームの作り方約25gのクリームができます
(使用期限:冷暗所保存で約1ヶ月)

天然素材のミツロウやシアバターで保湿効果の高いクリームができます。手作りコスメ初心者には少しハードルが高くなりますが、比較的簡単に出来るので覚えておくと便利です。顔や手・足など全身に使え、乾燥からお肌を守り、化粧水等で補った潤いを長時間保持します。乾燥する冬場など、小さな容器に入れて携帯すると便利です。

【材料】

【器具・保存容器】

  • ・使用器具…計量スプーン、湯せん用のボールや鍋、耐熱容器(ビーカー、耐熱ガラスコップなど)、棒状の器具(竹串など)
  • ・保存容器…クリーム容器

【作り方】

  • ?ビーカー(耐熱ガラスコップでもよい)など耐熱容器にキャリアオイルとミツロウを入れ、ボールや鍋などにお湯を入れて湯せんにかけます。

    1.ビーカー(耐熱ガラスコップでもよい)など耐熱容器にキャリアオイルとミツロウを入れ、ボールや鍋などにお湯を入れて湯せんにかけます。

  • ?ミツロウが完全に溶けたら湯せんからはずし、シアバターを加えてかき混ぜながら溶かします。

    2.ミツロウが完全に溶けたら湯せんからはずし、シアバターを加えてかき混ぜながら溶かします。

  • ?シアバターが溶けたらクリーム容器に流し込み、クリーム容器のふちが白っぽくなったらエッセンシャルオイルを加えてよく混ぜます。

    3.シアバターが溶けたらクリーム容器に流し込み、クリーム容器のふちが白っぽくなったらエッセンシャルオイルを加えてよく混ぜます。

  • ?常温でそのまま静かに置いておき、固まったら蓋を閉めて完成です。

    4.常温でそのまま静かに置いておき、固まったら蓋を閉めて完成です。

  • ●クリームを柔らかくしたい場合はキャリアオイルを多めに、固めが良い場合はミツロウを多めに入れて調整します。
  • ●夏場はクリームが溶けやすく、容器からもれる場合があるのでご注意ください。
  • ●エッセンシャルオイルはプラスチック(樹脂)との相性がよくないのですが、ここで紹介するレシピのように1%以下の場合は、樹脂容器に入れても全く問題ありません。
  • ●余ったクリームは紙に吸わせて捨て、排水口には流さないでください。ミツロウやシアバターが固まり、排水パイプの目詰まりの原因になります。
  • ●作るときに使用する器具や容器は、きれいに洗浄し、アルコール消毒などをして清潔にしてからお使いください。
おすすめのエッセンシャルオイル
乾燥肌に カモミールローマン、ラベンダー
脂性肌に サイプレス、ローズマリー
ニキビ肌に ティートリー、ラベンダー、ローズマリー、レモングラス
日焼けによるシミ・クスミに イランイラン、カモミールローマン、ゼラニウム
エイジングケアに パルマローザ、ゼラニウム

【使い方】

  • ●洗顔後、化粧水などでお肌を保湿した後、手のひらに適量をとり、お顔全体にじっくりなじませてください。
  • ●乾燥が気になる部位には多めに塗布してください。

クレイパックの作り方約75gのクレイパックができます
(使用期限:出来るだけお早めに使い切ってください。)

ミネラルが豊富なクレイ(粘土)を使ったフェイスパックでリラックス&毛穴ケア。比較的簡単に作れるので手作りコスメ初心者にはおすすめです。毛穴の汚れをしっかりキャッチして、パック後はあか抜けした透明素肌に導きます。週1〜2回のフェイスケア、手、足、首廻り、デコルテ等のケアにもお使いいただけます。

【材料】

【器具・保存容器】

  • ・使用器具…計量スプーン、お皿(乳鉢など陶器製のもの)、陶器製すり棒または棒状の器具(木製のヘラなど)
  • ・保存容器…使い切りレシピなので保存容器は不要です。

【作り方】

  • ?陶器製のお皿などにクレイを入れ、精製水またはフローラルウォーターを少しずつ加えてペースト状になるまで混ぜます。固すぎたら精製水を、柔らかすぎたらクレイを入れて粘度を微調整します。美容原液を入れる場合はこの時点で入れます。

    1.陶器製のお皿などにクレイを入れ、精製水またはフローラルウォーターを少しずつ加えてペースト状になるまで混ぜます。固すぎたら精製水を、柔らかすぎたらクレイを入れて粘度を微調整します。美容原液を入れる場合はこの時点で入れます。

  • ??にキャリアオイルを少しずつ加えてよく混ぜ合わせます。次にエッセンシャルオイルを加えて混ぜ合わせたら完成です。出来るだけお早めに使い切ってください。

    2.1にキャリアオイルを少しずつ加えてよく混ぜ合わせます。次にエッセンシャルオイルを加えて混ぜ合わせたら完成です。出来るだけお早めに使い切ってください。

  • ●エッセンシャルオイルはプラスチック(樹脂)との相性がよくないのですが、ここで紹介するレシピのように1%以下の場合は、樹脂容器に入れても全く問題ありません。
  • ●クレイを混ぜる際に金属の器は使用しないでください。
  • ●クレイは、金属やビニール等を侵食させ変質させるので、保存容器は金属以外のものを使用してください。
  • ●作るときに使用する器具や容器は、きれいに洗浄し、アルコール消毒などをして清潔にしてからお使いください。
おすすめのエッセンシャルオイル おすすめの美容原液
乾燥肌に カモミールローマン、ラベンダー プロテオグリカン原液、ヒアルロン原液
脂性肌に サイプレス、ローズマリー ユーカリエキス原液
ニキビ肌に ティートリー、ラベンダー、
ローズマリー、レモングラス
ローズマリーエキス原液
日焼けによるシミ・クスミに イランイラン、カモミールローマン、
ゼラニウム
プラセンタ原液※、ビタC原液
エイジングケアに パルマローザ、ゼラニウム プロテオグリカン原液、コラーゲン原液

※プラセンタを使用した場合は冷蔵庫保管してください。

【使い方】

  • ●洗顔でお肌を清潔にした後、手のひらに適量をとり、目や口の周りを避け、お顔全体にまんべんなく塗布してください。
  • ●そのまま10〜20分間放置後、ぬるま湯でよく洗い流す。化粧水でお肌を整え、乾燥しないようにクリーム等のお手入れをしてください。
  • ●乾燥肌の方は週に1回、普通肌や脂性肌の方は週に2〜3回程度が目安です。
    ※かゆみ・強いつっぱり感・ヒリヒリするなどの異常を感じた場合はすぐに洗い流してください。

手作りコスメおすすめNo.1
リップクリームの作り方
約12gのリップクリームができます
(使用期限:冷暗所保存で約1ヶ月)

天然素材のミツロウやシアバターで保湿効果の高いリップクリームができます。手作りコスメ初心者には少しハードルが高くなりますが、比較的簡単に出来るので覚えておくと便利です。唇を荒れや乾燥から守るリップクリームとして、ツヤツヤするのでグロスとしても使え、お友達へのプレゼントとしてイチイオシの手作りコスメです。

【材料】

【器具・保存容器】

  • ・使用器具…計量スプーン、湯せん用のボールや鍋、耐熱容器(ビーカー、耐熱ガラスコップなど)、棒状の器具(竹串など)、木製スプーン
  • ・保存容器…クリーム容器またはリップスティック容器

【作り方】

  • ?エッセンシャルオイル以外の材料を全てビーカー(耐熱ガラスコップでもよい)など耐熱容器に入れ、ボールや鍋などにお湯を入れて湯せんにかけ、全て溶かします。

    1.エッセンシャルオイル以外の材料を全てビーカー(耐熱ガラスコップでもよい)など耐熱容器に入れ、ボールや鍋などにお湯を入れて湯せんにかけ、全て溶かします。

  • ?湯せんの状態のまま、少量を木製スプーンにとって固まるのを待って固さをチェックし、キャリアオイルやミツロウでお好みの固さに調整します。

    2.湯せんの状態のまま、少量を木製スプーンにとって固まるのを待って固さをチェックし、キャリアオイルやミツロウでお好みの固さに調整します。

  • ?お好みの固さに調整できれば、湯せんで溶けたクリームにエッセンシャルオイルを加えよく混ぜます。

    3.お好みの固さに調整できれば、湯せんで溶けたクリームにエッセンシャルオイルを加えよく混ぜます。

  • ?リップスティック容器またはクリーム容器に入れて、常温でそのまま静かに置いておき、固まったら蓋を閉めて完成です。

    4.リップスティック容器またはクリーム容器に入れて、常温でそのまま静かに置いておき、固まったら蓋を閉めて完成です。

  • ●クリームを柔らかくしたい場合はキャリアオイルを多めに、固めが良い場合はミツロウを多めに入れて調整します。
  • ●粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れると早く固まります。
  • ●リップスティック容器に入らなかったクリームは、別の容器などに入れてお使いください。
  • ●エッセンシャルオイルはプラスチック(樹脂)との相性がよくないのですが、ここで紹介するレシピのように1%以下の場合は、樹脂容器に入れても全く問題ありません。
  • ●余ったクリームは紙に吸わせて捨て、排水口には流さないでください。ミツロウやシアバターが固まり、排水パイプの目詰まりの原因になります。
  • ●作るときに使用する器具や容器は、きれいに洗浄し、アルコール消毒などをして清潔にしてからお使いください。
おすすめのエッセンシャルオイル
ラベンダー、カモミールローマン、ダマスクローズ、ゼラニウム

※唇の粘膜は敏感なのでエッセンシャルオイルの使用には注意が必要です。柑橘系のエッセンシャルオイルは使用しない方がよいでしょう。

【使い方】

  • ●クリームが冷えている場合は、先端を温めて柔らかくしてからぽんぽんと優しく押すようにして塗ってください。
  • ●入浴後、食後、寝る前など1日に5回程度使用し、塗りすぎに注意してください。
  • ●保湿効果が高いので指先などのトラブルにもおすすめです。マッサージをするように塗り込むと良いでしょう。
  • ●リップスティックを横にスライドさせて塗らないでください。唇のシワに沿って縦に塗ってください。

香水の作り方(使用期限:冷暗所保存で約6ヶ月)

好きなエッセンシャルオイルをブレンドしてお好みの香水を作りましょう。調香は手作りコスメ初心者にはかなりハードルが高くなりますが、香水の中でも比較的香りの弱いオーデコロンとオードトワレのレシピをわかりやすく簡単にまとめました。自分で作る世界に一つしかないオリジナル香水だからこそ、愛着のある優しい香りが楽しめます。

【オードトワレの材料】エッセンシャルオイル約8%濃度(約26mLの香水ができます)

オーデコロンの材料】エッセンシャルオイル約4%濃度(約25mLの香水ができます)

【器具・保存容器】

  • ・使用器具…計量スプーン、ビーカー(ガラスコップでもよい)、棒状の器具(竹串など)
  • ・保存容器…アトマイザー(遮光性のあるもの)、遮光ビン

【作り方】

*エッセンシャルオイルをブレンドする場合は、合計の滴数が上記の量になるようにします。

  • ?ビーカーに(ガラスコップでもよい)エッセンシャルオイルを合計滴数入れます。

    1.ビーカーに(ガラスコップでもよい)エッセンシャルオイルを合計滴数入れます。

  • ??に無水アルコールを加えてよくかき混ぜます。

    2.1に無水アルコールを加えてよくかき混ぜます。

  • ?精製水またはフローラルウォーターを加えてさらによくかき混ぜます。

    3.精製水またはフローラルウォーターを加えてさらによくかき混ぜます。

  • アトマイザー等の容器に入れて完成です。使用する時にはよく振ってからお使いください。

    4.アトマイザー等の容器に入れて完成です。使用する時にはよく振ってからお使いください。

  • ●無水エタノールのかわりに、ホホバオイルなどのキャリアオイルを使うと、お肌に優しい香水(油)が出来ます。精製水、フローラルウォーターは入れずに作ります。
  • ●作るときに使用する器具や容器は、きれいに洗浄し、アルコール消毒などをして清潔にしてからお使いください。

●エッセンシャルオイルをブレンドする場合、異なるノート(香りの揮発時間)のエッセンシャルオイルを組み合わせるとバランスがとれます。詳しくはエッセンシャルオイル事典をご覧ください。

トップノート 揮発しやすく、香りの立ち上がりが早い。香りを嗅いだ時の初めの印象。香りの持続性は短く、10〜30分程度。
ミドルノート ブレンドの軸となる香りで、トップノートとベースノートの中間。香りの持続性は、30分〜2時間程度。
ラストノート(ベースノート) 揮発しにくいので香りの持続性が長い。ブレンド全体の香りをまとめる。香りの持続性は長く、5〜7時間程度。

【使い方】

  • ●オードトワレ、オーデコロンは、ウエスト・手首・耳の後ろやうなじなどにつけるのが良いでしょう。
  • ●汗ばんでない、清潔できれいなお肌につけてください。
  • ●オードトワレ、オーデコロンは丸一日香りが持たないので、アトマイザーなどを持ち歩いてつけ足すと良いでしょう。
  • ●スプレータイプであれば、10cmくらい離してスプレーしてください。
  • ●こすりつけたり、つけ過ぎには気をつけてください。

〈手作りコスメのご注意〉

・過去に化粧品やエッセンシャルオイル等で皮膚トラブルを起こしたことがある場合は、二の腕の内側など目だたない部位でパッチテストを行ってから使用してください。・手作りした化粧品は自己責任のもとご使用ください。・手作りした化粧品を販売することは薬事法により禁止されています。・手作りした化粧品を特定の友人や知人にプレゼントすることは可能です。但し、使い方などを十分に説明したうえで受け取る側の自己責任のもと使ってもらってください。・精油の中には妊産婦や乳幼児、病気治療中の場合、使用できないエッセンシャルオイルもありますので、ご使用にあたってはご注意ください。・使用中、赤み、腫れ、痒み、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常がお肌にあらわれた場合には使用を中止し、膚科専門医等にご相談されることをおすすめします。・傷や腫れもの、湿疹、かぶれ、ただれ、色素異常などの症状がある部位には、お使いにならないでください。・目に入らないようご注意ください。もし目に入った場合は、すぐに水かぬるま湯でよく洗い流してください。・極端に高温、または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。・乳幼児の手の届かない所に保管してください。