洗えないモノの雑菌・ニオイ対策で大活躍!
除菌・消臭スプレーの正しい使い方

トップイメージ

普段、洗うことができないモノのお手入れはどのようにしていますか?

水洗い不可マークの付いた洋服、バッグ、ソファ、ラグマットなどキレイに保ちたいと思いつつ、洗濯ができないことでどうしたらよいのか分からないという方もいるかもしれません。

本コラムでは、ふだんなかなか洗うことができないものに対するお手入れ方法として使用できる除菌・消臭スプレーについて紹介します。

もくじ

  1. 2020年以降、掃除や除菌のニーズが増加!その背景は?
    1. 「働き方の変化」がキッカケの人も
  2. 「洗えないモノ」は除菌・消臭スプレーで清潔に
  3. 除菌・消臭スプレーのメリットと種類
    1. 除菌・消臭スプレーのメリット
      1. ・除菌効果
      2. ・消臭効果
      3. ・カビ抑制効果
    2. 除菌・消臭スプレーの種類
      1. ・アルコール
      2. ・次亜塩素酸ナトリウム
      3. ・安定型次亜塩素酸ナトリウム
      4. ・次亜塩素酸水
    3. 除菌・消臭スプレーの成分別効果
  4. 除菌・消臭スプレーの正しい使い方
    1. アルコール系の除菌・消臭スプレーの使い方
      1. 使用に向いている場所・モノ
      2. 使用上の注意点
    2. 安定型次亜塩素酸ナトリウム系の除菌・消臭スプレーの使い方
      1. 使用に向いている場所・モノ
      2. 使用上の注意点
  5. その他の洗えないモノの除菌・ニオイ対策
    1. 1. なるべく家の中に菌を持ち込まないようにする
      1. 手洗いのコツ
      2. アルコール消毒液、アルコールジェルを活用する
    2. 2. 晴れた日には天日干しをする
    3. 3. クリーニング店などのサービスを利用する
  6. 家の中で洗えないものの除菌方法に関するよくある質問
    1. ノンアルコールの除菌スプレーは意味ないですか?
    2. 除菌スプレーを使用する時は換気した方がいいですか?
    3. 除菌スプレーはどのタイミングで使用するのが最適ですか?
  7. まとめ

2020年以降、掃除や除菌のニーズが増加!その背景は?

スプレーボトル

2020年以降、新型コロナウイルス感染症流行により、生活する場所や、使うものの衛生面に気を使う様になった方も多いのではないでしょうか。
実際に、各メディアやメーカーが行なっているさまざまな衛生に関する意識釣査でも気をつけるようになったユーザーは増加傾向にあるという結果が多く見受けられます。

「働き方の変化」がキッカケの人も

テレワークや在宅勤務といった働き方の変化により、自宅で過ごす時間が増えた人が増えました。在宅時間が増えれば、家が汚れやすくなりますし、気にならなかった汚れも目に付く機会が増えたりします。

また、これまでは主に目に見える汚れのことを指していましたが、昨今はウイルス・菌・カビといった目には見えにくい人体に有害なモノまで意識する必要性が出てきました。

実は、LIONの調査によると、家の中のホコリ1gには多くの菌が含まれていることが分かっています。その数は、部屋ごとに以下の通りだったそうです。

寝室:数万~数十万個
リビング:数万~数百万個
トイレ:数十万~数百万個

つまり、洗えないから、掃除が難しいからという理由で日頃からのお手入れをしないということは、これらの菌が増殖してしまう原因となってしまうのです。

なかなか洗濯・掃除ができないモノのお手入れはどのようにしたらよいのでしょうか。

「洗えないモノ」は除菌・消臭スプレーで清潔に

フローリング、トイレ、一般的な洋服など掃除・洗濯が可能なモノもあれば、なかなかできないモノもあります。

例えば、以下に挙げたモノなどは季節ごとや大掃除のときなど年に数回しか掃除・洗濯しないということもあるかもしれません。
・ソファなどの家具
・ラグマット
・ベビー用品、ベビーカー
・子どものオモチャ
・家電
・コートやスーツ
・カバン・靴

上記に例で挙げたモノは、使用頻度が高く、手足が直接触れるモノが多いことからウイルスや菌などが付着しているリスクは高いです。特に、ベビー用品や子どものオモチャは、子どもが口に入れてしまうかもしれません。

実際にウイルス・雑菌・カビは目に見えないためどのくらい付着しているのかがわかりにくいと思います。そんな時目安になるのは「ニオイの発生」です。

実は衣服や、靴などから発生しているニオイの原因は菌やカビであることが多いのです。そのため、身の回りのモノが臭っているな…と感じる場合は、除菌・消臭対策を行うことをおすすめします。

また、モノにウイルス・菌・カビが付着していると、感染や健康上のリスクにつながります。
ウイルス・菌・カビは様々な経路で体内へ侵入します。

感染

ですので、なかなか洗濯・掃除ができないものをそのままにしていると、知らぬ間にウイルス・菌やカビ、ダニなどに触れてしまう可能性が高くなります。

そういった洗えないもの・洗いにくいものは「除菌・消臭スプレー」を活用することがオススメです。除菌・消臭スプレーは、掃除の手間もかからず短時間で簡単に行うことができます。毎日、通勤前や帰宅後、就寝前などのちょっとした隙間時間に掃除や除菌を行うことで、部屋も気持ちもスッキリとした状態で次の日を迎えられますね。

ただし、除菌スプレーや消臭スプレーは成分や使い方が適切でないと効果的に使用できなかったり、悪影響があるのではと心配になったりしている方もいるかもしれません。

正しい使用方法を理解して、日々の生活の中に取り入れてみましょう。

除菌・消臭スプレーのメリットと種類

ヒラメキ

除菌・消臭スプレーのメリット

・除菌効果

除菌・消臭スプレーを使用する目的としてはウイルス・菌などの除菌が挙げられます。しかし、そもそも「除菌」の意味を正しく理解していますか?
この除菌とよく似た言葉との違いを簡単に下記にまとめましたので、見ていきましょう。

除菌:「菌を取り除くこと」です。
菌の種類や数は決められていません。取り除くことなので、手を洗うことや、掃除をして拭き取ることなど、さまざまな方法があります。

殺菌:「菌を殺すこと」です。
菌の種類や数は決められていません。特定の1種類の菌や、全体の数から生存数が減ったりすると殺菌と言えます。

滅菌:「菌を滅ぼすこと」です。
あらゆる菌を除去する強力なモノのため、病院で使用する注射器などの器具など限られたものに使用される表現です。

消毒:「人に有害な菌を、害のない程度に減らしたり、感染力を不活性化させて害のないようにしたりすること」です。
殺菌と似た言葉にはなりますが、消毒はその菌を無害化させることにフォーカスしています。

抗菌:「菌が住みにくい環境をつくり、繁殖を抑制すること」です。
菌の種類や範囲、量は決められていません。また、菌を殺したり除去したりするものではないため、上記4つとは意味合いが異なる表現です。

※殺菌・滅菌・消毒は、医薬品・医薬部外品のみに認められた表現です。
※除菌・抗菌は、医薬品・医薬部外品以外の製品が使用できる表現のため、その基準はそれぞれの業界団体の自主基準となっています。

除菌スプレーも、掃除などと同じ菌を取り除くためのひとつの方法です。
なかなか掃除・洗濯ができないモノに関しても、日々のお手入れとして除菌スプレーを使用しつつ、定期的に掃除やクリーニングを行うことでよりキレイな状態を保つことができます。

・消臭効果

除菌・消臭スプレーの目的に、ニオイを抑えることがありますが、消臭スプレーには、消臭と防臭という似た言葉があります。この2つの言葉の違いについても見ていきましょう。

消臭とは、ニオイ分子そのものを分解・包囲することによって無臭化を目指します。
そのため、すでに発生したニオイ対策にはなりますが、ニオイを元から防止したり、広く拡散したりしたニオイには効果はあまり期待できません。

消臭の仕組み

防臭とは、ニオイ分子そのものではなく、そのニオイ分子を発生させる菌にアプローチをすることで、ニオイの発生を抑制することを目指します。
そのため、すでにニオイが発生してしまっている場合には効果はあまり期待できません。

防臭の仕組み

消臭・防臭効果がある除菌スプレーにはさまざまな製品がありますが、使用目的によって消臭と防臭のどちらにフォーカスしたほうがよいのかが変わってきます。

発生したニオイ対策なら消臭、ニオイの発生抑制なら防臭と覚えておきましょう。
ただし、ウイルス・菌・カビが住みにくい環境をつくる抗菌作用と防臭はほぼセットのため、洗濯・掃除ができないモノへの日々のお手入れには防臭効果のある製品がオススメです。

・カビ抑制効果

除菌・消臭スプレー製品の中には、カビ発生の抑制効果がある製品もあります。
特に黒カビは目に見えるくらいに根を張って育ってしまうと、除去することはとても大変です。
そのため、カビが発生する前に、カビ抑制効果のある除菌・消臭スプレーで日々お手入れすることが望ましいですね。

また、カビはニオイや見た目の問題だけでなく、長期間、大量に摂取すると健康上の問題を引き起こす可能性もありますから、お気に入りの衣類や家具などを守るだけでなく、家族の健康を守る上でも注意したいポイントです。

なお、上記でご紹介した3つの効果について、あらゆる環境で100%の効果を保証する内容ではありません。

除菌・消臭スプレーの種類

除菌・消臭スプレーの種類を、代表的な成分別にご紹介します。それぞれのメリット・デメリットも簡単に見ていきましょう。

・アルコール

除菌成分の中でも最もメジャーな成分です。
殺菌・消毒にも使用されるアルコールですが、実は、使用用途によって濃度が異なる場合があります。
一般的には、手指「消毒」用とモノの「除菌」用です。それぞれの濃度の目安が以下になります。また、濃度の他にも含まれる成分が異なっています。それぞれの場所に適した製品となっているはずですので、推奨された使用方法を行うようにしましょう。

手指消毒用:60~80%
モノの除菌用:35~70%

また、企業によっては濃度を公表していない場合もありますので、企業の信用性などをよく検討されることをおすすめします。

強力な除菌効果がある一方で、ノロウイルスなどのノンエンペローブウイルスには効果がありません。また、敏感肌の人など手指消毒で肌が荒れてしまう可能性があることや、ニオイに対しての消臭・防臭効果がないこともデメリットとして挙げられます。

・次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは、よくカビ取り剤としても使用される強力なチカラをもつ除菌成分です。そのため、使用用途に合わせて濃度を希釈して使用します。

希釈を使用する場合には、使用目的に合わせて製品のホームページ記載の方法で希釈して使用するようにしてください。カビの除去など濃い濃度で使用する場合には、刺激臭や人体への悪影響があるため、他の溶剤と混ぜないことや、換気をして、マスクやゴム手袋を着用するなどの注意点があります。

また、揮発性が高いことから製造されてから保存期間が1~3カ月程度と短期間です。また、漂白作用や金属の腐食作用があるため、洋服やバッグ、アクセサリーなどへの使用はオススメしません。

・安定型次亜塩素酸ナトリウム

安定型次亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸ナトリウムのデメリットである刺激臭や使用時の健康への憂慮、保存期間の短さや、漂白・腐食作用を解決するために研究開発された新しい成分です。

除菌スプレーでは、次亜塩素酸ナトリウムよりも薄い50~200ppmの製品濃度が一般的のようです。ほぼ無臭で、保存期間も年単位と長期保存できる製品が多く、漂白・腐食作用も軽減しています。

このため、より安全に、さまざまな用途に手軽に使用することができます。
ただし、医薬品・医薬部外品以外の製品がないため、手指消毒には使用できません。(2021年4月21現在)

・次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、厚生労働省によると、「塩酸又は食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液」であり、前述した次亜塩素酸ナトリウムや安定型次亜塩素酸ナトリウムとは全く別物の除菌成分です。

次亜塩素酸水は、刺激が少なく、肌に優しいことやニオイがほぼ無臭であることなど、人体への影響が少ないことがニーズにつながっています。

ただし、保存期間が短く、濃度が100ppm程度では製造から数日ほどで揮発し、効果が薄れてしまいます。

除菌・消臭スプレーの成分別効果

除菌したいモノとして、ウイルス・菌・カビなどがあるうち、ウイルスは以下の図にあるようにエンペローブウイルスとノンエンペローブウイルスに分けられます。

ウイルス

ウイルスの構造が異なることにより、実は、アルコールはノンエンペローブウイルスへの除菌効果はありません。そのため、ノロウイルスなどの食中毒対策には効果が期待できないため、他の成分を使用した除菌・消臭スプレーを選ぶようにしましょう。

※新型コロナウイルスに関して、厚生労働省よりモノへ付着したウイルス対策として効果があると認められているのはアルコール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水です。2021年4月21日現在)

ここまでご紹介した成分のそれぞれの特徴について、以下の表にまとめました。除菌スプレーを選ぶ際の参考にしてください。

一覧

なお、上記の表は成分の一般的な特徴であり、メーカー各社製品の濃度や製法などにより異なる場合があります。安定型次亜塩素酸ナトリウムについては、ナノクロシステム株式会社が販売するi-cloco(イークロコ)から、濃度や特徴をご紹介しました。

除菌・消臭スプレーの正しい使い方

アルコール系の除菌・消臭スプレーの使い方

使用に向いている場所・モノ

アルコールは幅広い場所やモノに使用することができます。
そのため、調理器具や冷蔵庫、ソファ・衣類などの布製品、車内などなかなか掃除・洗濯できないモノの除菌として効果が期待できます。
アルコール単独の除菌製品には消臭・防臭効果はないため、ニオイ対策も一緒に行いたい場所・モノの場合には安定型次亜塩素酸ナトリウムがオススメです。

使用上の注意点

・火気のある場所では使用しない。

アルコールは引火性があるため、キッチンでの使用や空間に噴霧する使い方は避けてください。以下の動画は、アルコール除菌スプレーを使用後すぐに花火をしたときの引火実験です。使用後すぐのタバコを吸う、料理をするなど火気の使用は控えましょう。

・ベビー用品へ使用する場合、しっかり乾燥させて、アルコールを揮発させる。

木製のオモチャなどにアルコール除菌剤を使用した際に、アルコールと塗装が反応して変色や亀裂になる可能性があります。そのまま赤ちゃんが口に入れてしまうかもしれませんので、乾燥させてください。

・使用する素材に注意が必要。

アルコールは使用する素材によって、変色、妖怪、亀裂などの可能性があります。プラスチックなどの樹脂、ゴム、フローリング、塗装、革、ワックスの塗装面への使用は基本的にはオススメしません。

安定型次亜塩素酸ナトリウム系の除菌・消臭スプレーの使い方

使用に向いている場所・モノ

アルコール同様、幅広い使用が可能です。枕や布団、ラグマットや洗えない衣類などの布製品をはじめ、家電、家具、木製のモノの除菌が可能です。

また、防臭・抗菌効果が高いため、ニオイが気になりやすい洗濯物の部屋干しや下駄箱やトイレ、キッチン回りにもオススメです。

防臭効果を得るためには、ニオイが気になってからの使用では効果が期待できません。洗濯・掃除をした後すぐにスプレーをしてください。

使用上の注意点

医薬品・医薬部外品以外の製品がないため、手指消毒には使用できません。(2021年4月21現在)そのため、製品を選ぶ際には、安全性の試験を行っているかどうかを購入前に確認するようにしましょう。

安定型次亜塩素酸ナトリウムについて、より詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
→「安定型次亜塩素酸ナトリウムの効果は?安全性や使い方について」

また、第三者機関の効果の実証実験や安全性の試験をしっかりと実施し、公開している除菌スプレーとして、ナノクロシステム株式会社が販売する「i-cloco(イークロコ)」です。気になる方は以下のリンクからご覧ください。
→i-cloco(イークロコ)の商品ページはこちら

その他の洗えないモノの除菌・ニオイ対策


1. なるべく家の中に菌を持ち込まないようにする

帰宅後すぐの手洗いをしっかり習慣づけましょう。
手はさまざまなモノに触れており、さまざまなウイルス・菌が付着している可能性があります。そのため、家じゅうを触ってから手洗いをすると、家の中にウイルス・菌が付着してしまうことも。帰ったら、まず手洗いを行いましょう。

手洗いのコツ

手を洗うとき、水だけでなくハンドソープを使用して丁寧に指先まで洗いましょう。講師労働省によると、洗い方によって、ウイルスの残り方に以下の違いが出てきます。

手洗い効果

アルコール消毒液、アルコールジェルを活用する

外出先でなかなか手が洗えないときにはアルコール消毒液やアルコールジェルを使用して、外出先で身につけている衣服やバッグ、スマホなどに付着するウイルス・菌を軽減しましょう。

手指消毒に使う場合、アルコール濃度が60~80%の製品を選ぶようにしてください。

2. 晴れた日には天日干しをする

天日干し

寝具やぬいぐるみ、クッションなど天日干しできるものは天気の良い日に行うことがオススメです。

太陽光に含まれる紫外線にはウイルス・菌の殺菌作用があります。
すべてのウイルス・菌に対して有効ではありませんが、WHO(世界保健機関)が発展途上国の人々に、水道水を飲む前にはプラスチックのボトルに入れて太陽光に当てて5時間ほど置くように推奨しているほどの効果です。

天日干しに特に有効な時間は、1日のうち最も紫外線が増える10~14時と言われていますので、ぜひ休日の日など行ってみてください。

ただし、太陽光で傷んでしまう素材のモノや、花粉の時期に花粉が付着してしまうなどのデメリットもあります。そのため、素材や天候によっては除菌スプレーでのお手入れ回数を増やして対策しましょう。

3. クリーニング店などのサービスを利用する

主に洗うことができない衣類やカバンなどのお手入れです。
季節の終わりにはクリーニング店などを利用して、来シーズンのときまでキレイにしまうようにします。

ただ、コストがかかりますので、毎回の使用後にクリーニングすることは難しいでしょう。ですので、日々のお手入れには除菌・消臭スプレーをすることでウイルス・菌・カビなどの繁殖を防ぎます。
大切な洋服やカバンを長持ちさせるために、ぜひ日ごろからお手入れしましょう。

なお、カバンに関しては素材によっては傷みやすい可能性があります。除菌・消臭スプレーの使用用途を確認し、直接カバンにスプレーするのではなく、布にスプレーをして拭き取るようにしてください。

家の中で洗えないものの除菌方法に関するよくある質問

ノンアルコールの除菌スプレーは意味ないですか?

ノンアルコールの除菌スプレーと一言で言っても、さまざまな種類の除菌成分が含まれており、除菌効果が国から認められている成分もあります。しかし、除菌効果は成分が同じであっても濃度や配合成分、製法などによって異なります。そのため各メーカーは第三者機関に効果と安全性の実証実験を行っているはずです。ぜひ効果と安全性について、ホームページなどで確認してから除菌スプレーを選びましょう。

除菌スプレーを使用する時は換気した方がいいですか?

基本的に換気の必要はありません。ただし、アルコールの手指消毒や除菌スプレーを使用後、すぐにタバコや花火などの火気に近づいたことで引火した事例があります。アルコールの手指消毒や除菌スプレー使用後の火気の使用は控えるようにしてください。


除菌スプレーはどのタイミングで使用するのが最適ですか?

掃除後の使用がオススメです。除菌スプレーはウイルス・菌・カビなどの有機物と除菌成分が化学反応することで効果が得られます。しかし、使用箇所に汚れがある場合、ウイルス・菌・カビだけでなく汚れと除菌成分が化学反応してしまうため、効果が減少してしまう可能性があります。掃除後、乾燥した状態で使用しましょう。

まとめ

母と子

なかなか洗濯・掃除できないモノに対する除菌・消臭ついてご紹介しました。
除菌・消臭スプレーを利用して、日々の生活からお手入れをしていくことで、モノも長持ちしやすく、快適に、また衛生的に過ごすことができます。

洗濯・掃除できないモノはデリケートな扱いが必要な場合多くあります。そのため、ご自身の環境に合わせて、ぜひ本コラムでご紹介した除菌・消臭スプレーの成分や特徴を購入時の参考にしてください。

大切なモノをより清潔に、より長く愛用できるように、毎日のお手入れを始めてみましょう。


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