丸洗いやしみぬきをして、パールトーン加工は落ちませんか?

これもよくある質問です。再びパールトーンの方の答えです。
  「パールトーン加工してあるきものを"丸洗い"するとその効力は落ちてしまいます。ただし、パール
   トーン社で丸洗いをすれば、その効力は落ちません。」とのことでした。

   ※市販されているような類いのベンジンを使ってしみ抜きをした場合、パールトーン加工が影響を
   受けることはないようです。

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パールトーン加工済みのキモノを後々染め替えられますか?

もちろん染め替えもできます。染め替えの際には元の地色を落とす作業がありますが(抜染)、その
   際にパールトーンの効果もなくなってしまうため、色を掛け直すのには問題がないようです。
パールトーン加工は必ずするべきでしょうか?

パールトーン加工も万能薬ではありません。加工時に付いてくる小冊子に以下のような注意事項が
   明記されています。

   ■特に注意していただきたいこと
   パールトーン済みのきものでも化学薬品を含んだ色素(インク・マジックインク・墨汁・一部
   化粧品・口紅など)や熱いものは、特に生地に深く浸透し、"しみ"になったりしますのでご注意
   下さい。

   「一部化粧品」というのは、「落ちにくい」ことを宣伝文句にしているような類のものだという
   ことです。また、「熱いもの」というのは、例えば「水」を熱することによって水の粒子が細か
   くなり、水の状態であれば通過を防げた加工済の繊維すら通過してしまうのだそうです。

   それ以外にも、生地のスレやヤケ、虫喰いなどを防ぐ効果はないようです。

   以上のようなことをふまえた上でもやはりメリットは少なくありません。
   要は絹という美しくも繊細な繊維をよりベターな状態にして置けるということではないでしょうか。

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