"黄変"て何?

黄変(おうへん)とは読んで字の如く、"しみ"あるいは"カビ"等が長いあいだに生地を黄色っ
   ぽく変色してしまった箇所のことをいいます。ポツンポツンと点在することもあれば、き
   もの全体に拡がってしまっている場合もあります。この黄変は生地自体を変質させてしま
   っているため、なかなか落ちません。落とす方法としてはその部分を脱色して後から色を
   掛けるということを行います。
   脱色の際、あまり強い薬品を使うと生地そのものを痛めてしまうため、そうならない状態
   で処置をあきらめなければなりません。でも程度のよいものであれば上記の方法できれい
   になってしまう場合もあります。また、黄変の場所によっては上から柄を描いたり、金箔
   加工等で「隠して」しまうこともできますので、すぐにあきらめてしまわないでください。

 
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