南洋真珠を生み出す白蝶貝 Pinctada maxima[JAMESON,1901]は、赤道を中心に北緯15度、南緯15度の「フィリピン」「ミャンマー」「インドネシア」「オーストラリア」の4ヵ国にわたる南北1,200kmほどの熱帯海域に分布しています。生息に適した海水温は28～30度と狭く、しかも水温変化にとても弱いため生息海域が限られているのです。
その分布域の中でも、フィリピン本島の南西部からカリマンタン島海域にかけて、貝殻内側が金色に輝く白蝶貝が生息しています。ゴールドリップと呼ばれる白蝶貝です。
ゴールデンパール（金色の真珠）はこのゴールドリップの白蝶貝から生まれます。ホワイト系からゴールド系と様々な色合いで生産される南洋真珠ですが、本当に色の濃いゴールドリップの白蝶貝は極めて少ないため、南洋真珠の中でもゴールデンパールはわずか2～3％程度しか生産されておりません。
「わずか2～3％の数量とは果たしてどれくらいの量なのか？」
皆さんに具体的にイメージして頂けるようにもう少し詳しくお話しさせて下さい。現在、白蝶貝から生産される南洋真珠は、年間おおよそ4,000貫程度と考えられております。日本がまだ重さの度量衡として尺貫法を使用していた明治末期、御木本幸吉翁の手により養殖真珠の技法が確立されたため、現在でも真珠の重さは匁・貫で取引されています。
一般的な度量衡のキログラムに換算すると1貫＝3.75㎏、4000貫＝15,000kg、つまり1年間に15,000kg（15t）の南洋真珠が生産されています。
その15,000kgの中で2～3％のゴールデンパールはというと？
15,000kgｘ0.02～0.03＝300～450kgとなります。一年間に世界中の鉱山で採掘される貴金属の金（Au）はおおよそ2,500t～3,000tと言われており、対して金色の真珠は年間0.3～0.45t。ゴールデンパールの生産量は極めて少なく、希少性の高い色と言えるでしょう。マルガリータではその希少性の高いゴールデンパールの中でも、さらに高品質な物だけを選りすぐり御紹介しております。
金の純度K24は不純物がなく、金そのものの色ですが、ゴールデンパールの場合は、真珠が本来持つ「多層膜干渉」という干渉色が見た目の色に影響します。ゴールドカラーの実体色に加え、その干渉色も含んだ色をマルガリータではカテゴライズし皆様にご紹介いたします。
金色の実体色がとても濃く、さらに多彩な干渉色をともなう金色
金色の実体色が濃く、紅い干渉色が強く出ている金色
実体色が濃い金色
紅い干渉色がとても強く、ロゼカラーのシャンパンを濃くしたような金色
シンプルな金色
見る人によって判断の分かれる濃さの色
金色には見えない黄色
薄い黄色～濃いクリーム色
色に特化して濃い色のゴールデンパールを生産し、販売してきたマルガリータでは、ご覧になって下さるお客様が、客観的に色の濃さを判断して頂ける基準を設けました。それは、ご覧になる皆様のPCや携帯画面の環境は均一ではないからです。熱帯の大自然の海域で生産される南洋真珠は、濃いゴールド色に見えるものから薄いクリーム色まで様々な色の濃さで収穫されますが、色の濃さの感じ方は人それぞれで、「どのような濃さがゴールドのカテゴリーに入るか」という業界の基準が実はありません。そもそもゴールド色とは金（Au)という貴金属が基準になるはずですが、真珠業界ではゴールデンパールの濃さの定義付けがされておりません。マルガリータのカラーチャートでは、「貴金属の金の色と比較しても遜色のない濃さの真珠」に限りゴールデンパールとしています。出品する商品にはこのカラーチャートの中で、どの色に相当するかを必ず明記する事をお約束いたします。
世界中で生産される真珠の中でも濃いゴールドカラーの産出量は少ないため希少性が高いジュエリー素材です。
その希少なゴールドカラーの真珠生産に特化し、高品質なゴールデンパールの生産に成功している養殖場の浜揚げの中から、特に美しい物だけを厳選し、1点モノの自信作のみ出品販売しております。
以下の決済方法がお選びいただけます。
■日本全国送料無料
■当社の不備にて返品・交換が発生した場合
当店過失による商品の品番違い・初期不良につきましては商品の交換にて対応させていただきます。商品到着後3日以内にメール・Faxにてご一報いただいた後、商品到着後7日以内に当店までご返品ください。期日が過ぎている場合は、返品をお受けできませんので御了承くださいませ。また、お客様のもとで汚損・破損が生じたものにつきましては返品をお受け付けできませんのであらかじめ御了承くださいませ。
お問い合わせは、メールまたはお電話にてご連絡くださいませ。
e-mail / margarita@shop.rakuten.co.jp
Tel / 03-3248-1690
