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国が提示する基準について

放射線の強さを示す単位について

放射能とは、放射線(エックス線など)を出す能力のことを言います。ここで用いられている単位Bq「ベクレル」とは、放射能の強さを計る単位であり、単位時間内に原子核が崩壊する数を表しています。
1ベクレルは、1秒間に1個の原子核が崩壊して放射線を出す放射能の強さのことを言います。
一方、人間が放射線を浴びた時の影響度を示す単位としては、Sv「シーベルト」があります。Bq(ベクレル)と Sv(シーベルト)は以下のように換算できます。

(例1)
500ベクレルの放射性セシウム 137が検出された飲食物を1kg食べた場合の人体への影響は、

成人 : 500ベクレル×1.3×10-2(※)=6.5マイクロシーベルトとなります。

幼児・乳児 : 500ベクレル×7.5×10-2(※)=37.5マイクロシーベルトとなります。

(例2)
300ベクレルの放射性ヨウ素 131 が検出された飲食物を1kg 食べた場合の人体への影響は、

300ベクレル×1.6×10-2(※)=4.8マイクロシーベルトとなります。

幼児・乳児 : 300ベクレル×1.4×10-1(※)=42.0マイクロシーベルトとなります。

※実効線量係数
放射能の単位であるベクレルから生体影響の単位であるシーベルトに換算する係数です。
放射能の種類や化学形、摂取経路により国際放射線防護委員会(ICRP)などで示されています。

以上の例では、原子力安全委員会が示す指針(発電用軽水炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針 (昭和 51 年 9 月 28 日原子力委員会決定、平成 13 年3月 29 日一部改定)で示された数値(経口摂取・成人)を用いています。

参照:食品安全委員会「東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響と食品の安全性について(第74報)」

当店の放射能対応方針について

はじめに

2011年3月11日の東日本大震災で被災した皆様に、謹んでお見舞を申し上げます。
皆様の地域、産業の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

この度の震災は、日本経済、私たちの生活に直接大きな影響を与えるものとなりました。特に、福島第一原子力発電所の事故では日本で初めての大規模な原子力災害となり、近隣地域の食品生産に甚大な影響を与えるものとなってしまいました。

そして、実態が明らかになるにつて、放射能汚染に対する見えない恐怖が日本を包んでいるように感じます。特に乳幼児がいらっしゃるご家庭では放射能汚染された食品に対する意識を高く持っていらっしゃることと思います。

私たち北海道からのめぐみでは、皆様に安心して購入していただくため、2011年9月ごろより当店で出荷する農産加工品に対して、放射線量自主検査を実施し、その数値を公表しておりました。
しかし、私どもが実施していた放射線量検査では正確な数値を把握することはできないとご指摘をいただき、お客様に誤解を与えてしまう可能性がある為2011年12月ごろ自主検査の公開を中止させていただきました。その後、検査方針を変更し、外部機関による「ガンマ線スペクトロメーター」による放射性物質の測定を実施させていただくこととなりました。
なお、当店には放射線に関する知識はなく、国としての指針も確立していないため、自主検査方針による検査となりますが、不備やアドバイスなどありましたら、忌憚なくご意見ください。

この放射線量検査結果を、購入の判断のひとつとしていただき、安心安全な食生活の一助となればと考えております。

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検査方針について

これまで、ベクレル検査には非常に高額な検査量がかかっておりましたが、放射能検査の需要拡大により、検査費用もある程度まで下がってまいりました。

当店では出荷量の多い銘柄を中心に10種類をピックアップしサンプリング検査を実施いたします。
検査結果は都度こちらのページ上で報告させていただきます。

実施期間 : 2012年3月より2012年10月頃
        ※終了時点で継続・終了の判断をいたします。

公表方法 : 外部機関の検査結果証明書をホームページ上に公表します。

検査対象 : 北海道で収穫された農産物を加工した商品
       ※ただし、メーカーにて放射線検査が行われている商品は対象外。
検査機器 : 検査機器について

検査方法 : 検査方法について

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検査機器について

検査に使用する機器

型式 : EMF211型ガンマ線スペクトロメーター

メーカー : EMFジャパン株式会社

種類 : NaIシンチレーション式γ線スペクトロメーター

測定放射線 : I-131,Cs-134,Cs-137

測定方法 : 文部科学省「Nai(T1)シンチレーションスペクトロメーター機器分析法」

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検査方法について

出荷量の多い商品、強力粉・薄力粉・中力粉・全粒粉からそれぞれ最低1種類づつサンプリングして検査を実施します。

検査には、信頼性の高いEMFジャパン株式会社の測定機器を使用しています。検出部には3×3インチNaI(T1)シンチレータを検出器に採用し、高感度な測定を実現しています。検査の際には厚さ50mmの鉛シールドを使用することで、高水準の遮蔽能力も兼ね備えています。

測定室内の放射線量を線量率測定分解能0.1nSv/h(0.0001μSv/h)で測定できる空間線量率測定システムで、毎日測定して、検査検体による汚染が無いか確認しております。
また、エネルギー校正用線源(校正用Cs-137密封線源)を使用して感度校正を行っております。

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