描いた下絵を切り抜いて型をつくります。
生地に直接下絵を書く場合もあります。
これがデザインの元となります。

反物から必要な分の生地を取ります。
同時に柄を付ける場所を割り出し、印をしていきます。

生地に型を固定し、上から糊を塗った生地部分におが屑をかけ、しっかりと乾燥させます。
 

生地に直接下絵を描いて、筒といわれる道具を使用し糊を置く場合もあります。

乾燥後、顔料や染料を刷毛を使って差し入れて、柄に色をつけていきます。

色をつけた部分を糊で伏せて、防染をし更に乾燥させます。

大豆をひいてタンパク質を付けることで糊の表面を補強すると共に藍の染付をよくします。

乾燥させた反物を伸子（しんし）に掛け、屏風畳にします。

反物を藍甕に入れて干します。濃い色を出す場合はこの作業を何度か繰り返します。

かためを終えた反物を天日干しし、しっかりと乾燥させます。
 
 

再び藍甕の中に反物を沈めます。引き上げて空気に触れて（風を入れ）酸化することで、藍が発色します。藍の濃さが薄い甕から順番に入れていきます。

ひと晩水に浸して糊を柔らかくして落とします。 摩擦によって藍が擦れないように注意しながら洗います。
 

張手と呼ばれる木で反物を引っ張って天日干しします。 仕上げ伸子を細かくかって幅を均等に仕上げていきます。

暖簾、のぼり旗、印半纏など、用途に応じて仕立て上げます。