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勝田商店|
通販ワインの美味しい飲み方

ワインを飲むとき、もっとおいしく飲みたいと思ったことはありませんか。
ワインは、飲み方をこだわるとよりおいしく飲めるお酒です。

この記事では、ワインのおいしい飲み方、マナー、保存方法、初心者でもおいしく飲めるおすすめワインなどを、ソムリエがご紹介していきます。ぜひ、実践してみてくださいね。

目次

  1. ワイン色別・おいしい飲み方(温度、グラス、マリアージュ例など)
  2. おすすめのワインの選び方
  3. ワインに関するよくある質問をソムリエに相談(Q&A)

ワイン色別・おいしい飲み方
(温度、グラス、マリアージュ例など)

  • 赤ワイン

    果実味にあふれ、凝縮感やタンニンとのバランス、バリエーション豊かなボディ(ライト~フルボディ)、時に芳醇な熟成香をも味わえる、ワインといえば赤のイメージの強い万能選手。

    軽めのボディのワインは少し冷やしてすっきりと、フルボディタイプのものは常温でしっかりと、幅広い楽しみ方があります。果皮や種から抽出される色素のポリフェノールや、豊かな香りが豊富にある赤ワインは、デキャンタに移したり大きいグラスに注いだりし、その味わいの変化を感じてみてください。柔らかくまろやかな赤ワインには魚の煮付けやすき焼き、フルボディで凝縮感のある赤ワインにはステーキやジビエ料理を、また熟成された芳醇な赤ワインにはラム肉や牛肉の煮込み料理やトリュフを使った豪華な料理を堪能してみてください。

  • 白ワイン

    ドライで辛口のものから、トロリとしたコクのある甘口のものまでバラエティ豊かな白ワイン。白ブドウから造られ渋みも少なく、どんな料理にでも合わせやすく選びやすいのがポイントです。

    若いワインはよく冷やし小ぶりなワイングラスに注ぐことでフレッシュな果実味を楽しめますし、熟成されたふくよかなワインはぜひ大きいグラスでその複雑味を楽しんでください。カラフェに移してもより香りを得れるでしょう。すっきりとした白ワインに白身魚のカルパッチョやグリル、繊細で上品な白ワインにはあんこう鍋、また地鶏料理など素材の旨みを際立てるペアリングをお楽しみください。

  • ロゼワイン

    赤ワインと同様の造り方で皮との醸し時間を短くし、赤ワインと白ワインの両メリットを持つ、きれいなピンク(ローズ)色をした華やかなワイン。南仏地方(特にプロヴァンス地方・ローヌ地方南部)が有名ですが、世界中の銘醸地で生産されています。

    お花見に華を添える、また夏のテラス・ビーチが似合うロゼワイン、SNSやメディア内でも人気ですが、ぜひキリッと冷やしてフレッシュな果実味を味わってください。生春巻きなどのエスニック料理やパエリアやお寿司などお魚料理と、 またスモークサーモンと色でペアリングするのもおしゃれです。

  • スパークリングワイン

    フランスのシャンパーニュが有名ですが、同じフランス国内で同じ製法で作られるクレマンや、隣国イタリア・イギリスなどヨーロッパ各国、南アフリカやオーストラリアなど世界中で造られるスパークリング・ワイン。コスパのいい美味しいワインはよく冷やし仲の良い友人とのホームパーティーやアウトドアにもおすすめです。

    高価で芳醇なものはぜひワイングラスに注ぎ香りをお楽しみください。生き生きとした酸味が口内をリフレッシュし、グラスから上る美しい泡はテーブルに華やかさをプラスしてくれます。繊細なワインには天ぷら・懐石料理、ボディのしっかりしたワインには自家製テリーヌやチーズを、ヴィンテージものワインにはフォアグラやオマール海老と合わせて特別な演出を。

おすすめのワインの選び方

  • 【カベルネ・ソーヴィニョン】

    色が濃く、赤・黒系果実の豊かなアロマに、ピーマンや森林のようなベジタルな香り、しっかりとしたタンニンがリッチでフルボディな味わいのワインを生み出します。
    代表産地はフランス・ボルドー地方で、他の品種とブレンドされて複雑味のある素晴らしいワインになり偉大なワイン(グラン・ヴァン)と呼ばれますが、一方でアメリカやチリではこの品種独自の凝縮した果実味、タンニンを味わえる単一品種のワインにも出会うことができます。

  • 【ピノ・ノワール】

    ラズベリーや木苺などのアロマや、キノコやブラックティーのような複雑な香りに、タンニンも控えめで上品で繊細な味わい。世界中にファンの多いワイン品種の一つです。
    同じフランスでも本場ブルゴーニュのものは複雑味があり、熟成することで芳醇な香りが現れる秀逸なワイン。アルザスやロワール地方のものはよりチャーミングで繊細、コスト・パフォーマンスのいい親しみやすいワインです。その他ドイツ・オレゴン(アメリカ)・ニュージーランドなどの世界中の冷涼産地で優れたワインが造られています。

  • 【シラー】

    ジューシーなカシスのような黒系果実の凝縮した香り、スパイシーで力強い味わいが特徴の赤ワイン用品種。
    コート・デュ・ローヌ地方で造られるワインは、ブラックチェリーやプラムのような果実の凝縮感、黒コショウのようなスパイスの香りが特徴なエレガントな長熟タイプのワイン。またオーストラリアのシラーズは温かい気候の影響もありより熟した果実感、またユーカリのような清涼感も感じられます。

  • 【シャルドネ】

    レモンやライムのような柑橘系果実の香りに、樽熟成からくるオークの香り、熟成香、土壌からくるミネラルのニュアンスなど、その土地の気候条件・醸造工程をよく表現する、デリケートで穏やかな酸味が魅力的な白ワイン品種。
    同じ銘醸地ブルゴーニュ地方内でもシャブリ地域ではすっきりとシャープでキレのある味わい、ムルソーやモンラッシェなどコート・ド・ボーヌ地域では芳醇なコクのあるまろやかな味わい、南のマコン地域では骨格のあるしっかりとした味わいと、多様性に富んでいる。シャンパーニュの主要品種の一つでもあり、上品でフルーティ、クリーミーな口当たりのシャルドネは多くの人から愛されています。

  • 【リースリング】

    濃いめの色合い、白い花や蜂蜜のニュアンスに、凛としたボディ、すっきりとした コクのある辛口ワインから爽やかな味わいの甘口ワイン、またとろりとしたテクスチャーのデザートワインまで、多彩なバリエーションの白ワインが造られます。
    フランス・アルザス地方のものはリンゴのようなフレッシュな果実味に加えレモンのようなシャープな酸味を感じられます。ドイツのものは優しい果実感に少し低めのアルコール度数、女性にもおすすめです。

  • 【シュナン・ブラン】

    辛口だけでなく、甘口、さわやかなクレマンなど、多種多様なワインが造られる白ブドウ品種。かりんやアプリコットを思わせるフルーティな香り、生き生きとした酸味が特徴です。
    自然派ワインの宝庫、フランス・ロワール地方で造られる白ワインの代表品種。凛とした酸味がありつつも柔らかいうまみも楽しむことができます。南アフリカでも広く栽培されており、パッションフルーツやパイナップルのような厚みのある熟した果実感が楽しめます。

    代表地

ワインに関するよくある質問を
ソムリエに相談(Q&A)

  • 通販ワインは届いてすぐに飲んでもいいの?

    配送はワインにとって「旅行をする」のと同じです。もちろん届いてすぐに飲んでも美味しいですが、できれば2、3日その場に立てて置き、休ませてから飲むとより落ち着きが出てワイン本来の味わいを楽しめるでしょう。また熟成ワインは澱を沈めることができ、開けた時に注ぎやすくなります。

  • 渋みが多いワインはどうやったら飲みやすくなる?

    渋みは大抵、ワインに含まれるタンニンから来ると言われています。タンニンを柔らかくするにはカラフェ(デキャンタ)にワインを移すことをおすすめします。空気に触れることでタンニンがソフトになり丸みをおびた口当たりになります。

  • どの位の量をグラスに注げばいいの?

    レストランでは通常、グラス一杯約100から120mlくらいが適量だとされています。またそれぞれのグラスの1番膨らんでいる部分まで注ぐのが、そのグラスでの適量だとも言われています。見た目にも美しく、さらに美味しく飲んでいただけるでしょう。

  • グラスを回す事によって得られる効果は?

    ワインがグラス内の空気に触れることで果実味や味わいがより引き立ち、プロのソムリエの間ではこのことを「ワインが開く」と言う表現をします。また第2アロマと呼ばれる発酵や醸造に由来した香りや、第3アロマと呼ばれる熟成(木樽など)に由来した香りも現れ、本来の香りと混ざり合うことでより魅力溢れる香りとなります。

  • 開封後の保管方法とは?

    元々詰められていたコルク栓を、その同じ向きのまま再度挿入しても問題ありません。でももし可能でしたらガラス製ワインストッパーを利用すると、ワインのフレッシュな果実味をより長期間キープ出来ます。開栓後は2、3日で飲みきりましょう。

  • ワインセラーがない場合の保存方法は?

    誰でも抜栓しやすく、開栓後も栓を閉めて簡単に再保存できるのが魅力のスクリューキャップ。コルク栓のワインの大きなリスクでもあるブショネをほぼ無にし、瓶差も少なく、味わいの新鮮さを保ちながら熟成させることのできる優良キャップです。

  • スクリューキャップってどんなメリットがあるの?

    ワイン保存のキーポイントは「温度・湿度・静かな場所」です。暑すぎたり寒すぎたりする家庭内・倉庫などの場所を避け、湿気の多い夏や乾燥した冬など気候の影響をなるべく受けない場所、光の少ない静かな場所でゆっくり保存するのがベストです。ワイン保存に向いている温度・湿度、またあまり動かすことのない冷蔵庫の野菜室の中に、保湿・遮光のために新聞紙を巻いて保存しましょう。

記事を書いた人

ソムリエ 細川聖香

1982年愛知県出身。名古屋マリオットアソシアホテルにて勤務後、2012年に渡仏。2015年パリにてフランスソムリエ国家資格取得、ル・グラン・ヴェフール、ル・ロワイヤル・モンソー、プランス・ド・ガール、ル・ジュール・ヴェルヌなどの星付きレストラン・ホテルでの勤務後、2022年よりフリーランス・ソムリエ。 2019年A.S.I.(国際ソムリエ協会)認定ソムリエディプロマ取得。 2021年コンクール・ルイナール・ソムリエ・チャレンジ・フランス大会優勝。 2023年コンクール・マスター・オブ・ポルト(フランス)ファイナリスト。

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